この日の受け持ち患者さん、11人。
一発目から、電話中だから後にしてくれと断られ、しょうがないので次の患者さんの部屋へ行くと、彼女のスケジュールに記載されてる時間と違うから嫌だとまた拒否され、もうこの時点で15分くらい時間が押してる。
三番目の患者さんは快く引き受けてくださり、やっとセラピー開始。
とまぁ、SNFではあるあるのバッタバタ。
色々ありましたが、午前中を無事に終え、Documentationも遅れをとらず、午後の患者さんに備えます。
今日の午後の患者さんはちょいと厄介な人たちが多く(笑)
でも、その中の一人の患者さんは前回もセラピーを一緒にした人なので、なんとなく状態は把握できていたのでちょっと安心 … の・は・ず・が。。。
その患者さんの部屋の扉をノックして入っていくと、部屋の電気が消えていて暗い。
Hi, ○○さん、how are you doing today?
My name is ▲▲ from PT department.
といつものように患者さんの状態チェック。
すると、Not good, my balance is horrible
もうちょい話を聞いてみると、ベッドに端に座ろうとしたけど、座れずに倒れそうになったと言うこと。
クラクラしてる?と聞くと、少しとの返答が。
とりあえず、もう一度座ってみる?と聞くとOKと言うことで、再チャレンジ
起き上がったはいいが、やっぱり無理という事で、再び横になる。
Orthostatic Hypotension(起立性低血圧)かな?と思い、血圧を図る。
194/94
ヒョえぇぇぇぇぇ、ちょっとやばい血圧じゃない。
すぐにナースに報告。
今日の朝の血圧は164。ナースが再度血圧を測ると180。しばらく横になっていたので少し下がったのだろう。
セラピーを続けるのは無理かなと思いナースの意見を聞いたけど、セラピーのディレクターの決めたParameter(パラメータ)があるでしょ?それに従ってと言われ。
へっ?そんなものあるの?知らんがなぁー。と言うことで、ロジャーさんを探しにいくが見つからず、同僚に事情を説明して聞くと、患者さんにパラメータ値があるなら、ファイルにドクターからのオーダーが記載されている紙が入ってるはずと言われ、患者さんのファイルをチェック。ここまで全て初耳(笑)
そんな紙は見つからず、再度同僚に聞き直す。そうすると、ドクターにFAXを送って聞かないといけないらしく、その紙のありかを教えてもらい、そして、内容を書く(この同僚はとても面倒見がよく優しい人で頼りにしてます)。FAX内容も彼女が書いてくれました(笑)セラピストによって違うけど、私はこうやって書くわ。。。と。
FAX送ってもいいし、今日はPA(Physician Assistants)のヘイリーがいるから、ヘイリーに直接聞く手もあるよ!と言われ、ヘイリーに直接聞きにいく。彼女に一連の出来事を伝え、パラメーターをセットする必要があるか聞くと、必要ないとのこと。どうやら甲状腺に異常をきたすHypothyroidismを患っていて、その為のmedicationをたくさんとってて、多分その影響で血圧が上昇してるとのこと。なので、パラメーターを設置する必要はないけど、後で血圧を下げる薬を処方するから、それで様子見ましょと言うことでした。
ここまでの所要時間43分。患者さんと過ごした時間は多分10分くらい。さてさて、この一連の過程のドキュメンテーションはどうするよ?実質患者さんと過ごした時間はバイタルサインの確認とちょっとした血圧に関する事のeducation。なので、43分全部を請求していいものかわからない〜。ちょうどそこに居た同僚に聞いてみることにした。すると、彼女はあなたがとった行動は全部”Skill”を証明できるから、全部の時間請求しても問題ないと思うよ。一応、ロジャーに確認して見たら?と言われ。
セラピーの内容をドキュメントする際、いかにそのセラピーが”Skill"を必要としたかと言う事を示す必要があるのですが、バイタルの確認、セラピーを続けるか続けないかの判断、ナースやPAとの連絡、ケアの確認は”Skill”と認められるので43分全部請求してもいいよとロジャーさんに言われました!
初の高血圧患者さん。びっくりしました。