115回目はSOFT DETERMINISM (やわらかい決定論) です。




「我々人間は、ある目的のために、目の前の刺激材料を能動的に解釈し、使用する。人間、誰もが創造的であると言えるだろう」

----- Ansbacher in Colsini & Marsella




「外界との関係性を決めるのは、遺伝でもなければ環境でもない。個人が、創造力を駆使して人生への態度を創り上げるのであって、人生での経験をどう解釈するかによるものである」

----- Ansbacher & Ansbacher




「認識論的に言うと、目的論は、精神は目的、価値、関心、最終目標によって導かれ、決定されるという見解を持っている」

----- Adler, K.A




「選択者としての人間が、内的、外的環境を形作る。人間は自身の運命の完全なる主人ではないし、自身に起こる出来事を選択する事は出来ないが、人生において出会う刺激や出来事に適応するための姿勢や態度を常に選択する事が出来る」

----- Mosak




人間の自己決断には一定の制限があると

アドラーは言っている。




遺伝や環境がその制限を設けるのだが

ユニークな自己創造的個人は




これらの遺伝や環境を克服されるための

課題や挑戦と捉えてそう解釈するか




もしくは、相殺されるための

制限として捉えそう解釈するかである。




ここで大切な事は

認知者の主観的な経験ではなく




所持する能力と経験を

その個人がどう使用するのかである。




やわらかい決定論というものは

無制限に自身がコントロールされているというよりも

ある制限内において

個人が自己のライフスタイルを通して

決定、決断をしている事を意味している。




つまり、もう少し付け加えると

自分が誰なのか?そして理想の自分になる決定のプロセスにおいて

そこには個人の責任性がある事を意味している。