63回目はINDIVIDUAL PSYCHOLOGY (個人心理学)です。




「”個人心理学”は、アドラーが創り上げた理論にアドラ-自身が付けた名前である」

----- Ansbacher




「時として、適切な翻訳の仕方が間違った印象を与えてしまう。ドイツ語のIndividuale psychologieを、英語でIndividual Psychologyと翻訳しているが、アドラーの理論が個人についてのものだという完全に誤まった印象を与えてしまった。Individualeという単語は、単一性であるとか、分割できない (Indivisible)という意味でアドラーは使用しているのである」

----- Corsini




「アドラー心理学(個人心理学)は、1911年にアドラーによって創り上げられた人格理論と治療システムであり、現象学の領域において架空のゴールに向かう、創造的で、主体的な個人として、全体論の見解から人間を理解する。個人のライフスタイルは、劣等感によって時として自滅的であり、精神病理を伴った個人は、ただ単に勇気をくじかれているのであって、精神的な病気と捉える事はしない。それゆえに、アドレリアンの治療方法は、その個人を勇気づけて共同体感覚を機能させる事であり、関係性、分析、そして行動療法を通して、新たなライフスタイルを作りあげる事になる」

----- Mosak




上記の説明でも分かるように

”個人心理学”と”アドラー心理学”は

同じ意味を持つものである。




この事実の真相としては

北米での両語の使用により

証明されている。




組織の公式なタイトルとして

北米アドラー心理学会 (North American Society of Adlerian Psychology)

としている一方で




ジャーナルは”個人心理学”

(Individual Psychology:The Journal of Adlerian Theory, Reserch & Practice )

の語句を使用しており

これは、2つの前身であるジャーナル

The Journal of Individual Psychology と Individual Psychologist

から来ている。




”アドラー心理学”は”個人”という用語から来る誤解

つまり、”個人的な”という形容詞から来る混乱を招く恐れがないという利点がある。




アドラーは ”Indivisible”という意味を持つ

ラテン語の起源である”Individuus"という言語を使用したのである。