朝出勤途中に携帯電話が鳴る。見たことない番号なのだがとりあえず出ると最寄りの警察署の交通課から。調書を取りたいから本日出頭できないか、という問い合わせだった。18時ぐらいまでOKというので本日17時半頃に約束をする。


仕事が終わってすぐに警察署に出向く。すぐに取調室へ案内され早速調書を取ることになったのだが、調書って本当は被疑者供述調書っていうんだということを初めて知る。ほう、私、被疑者なんですね。被疑者って犯罪の嫌疑を受けて捜査の対象となっているが、起訴されていない者。容疑者。(大辞泉)なんですよね。こっちはどちらかといえば被害者だと思っていたのですが。まあいいんですけど。


警察官が現場検証を元に書いた交通事故現場見取図を説明され、A4用紙2枚の被疑者供述調書に次々と文章が書き込まれていく。自分の職場もお金を扱う場合があり事故金を出すと【事故報告書】を書くが、それと似ている。ただ文字数が桁違いに多い。

色々説明しながら記述してもらったのだが、書き終わるまで約1時間半。最後に『相手に対して刑を重くしてもらいたいとか希望はありますか?』と聞かれたので『向こうさんも見ていて可哀想だったので出来れば軽くしてもらいたいのですが』と答えたところ、『じゃあ”お任せします”と書いておきます』と言われた。『お任せします』なんて一言も言ってないんですけど。ちょっと納得がいかなかったのだが、そこを強調するような強気な態度に出られる状態でもないので若干渋々と供述調書に署名と押印を行った。



自分の仕事場では基本的に文章は文章作成ソフトウェアを使用し図面はCADを使って書いているのだが、警察署の交通事故現場見取図や供述調書の作成もPCを利用すればもっと迅速に処理出来るのになあ、というのが取調室での私の感想。なんか理由があるんでしょうか?


ちなみに調書を取っていた警察官の方の話によると、ちょっと前に近くの大学の大学生が交差点で同じように車に接触して死亡した事故があったらしい。その時はスピードやシチュエーションもほとんど同じ状態だったのだが、ぶつかった場所が車の側面中央あたりにぶつかり出血多量で死亡したとのこと。自分の場合は車の後部にぶつかったので力がそがれて助かったのではないか、という話をされたのだがその話を聞いた瞬間に身震いがした。警察官の方にも『運が良かったんですよ』と言われたが正にその通りだと思う。


仕事場では笑って『悪運が強いんですよ』とか『超弩級の受け身が取れるんですよ』なんて冗談を言っていたけれど、本当に生きてて良かった・・・。