K:今日のテーマは家庭学習のやり方・・
前回は家庭学習を続けてやっていくには、どういうあり方、形がいいのか、というのを整理してみたんだけど、今日はそのやり方を少し具体的に考えてみようか。
M:具体的なやり方って、どういう状況の下で(場所)、どういう教材を使って(もの)、どのように進めるか(方法)ってことですよね。
K:そうだね。その、場所・もの・方法という3つの観点から見ていくことにしようか。
じゃーまず、小学生から・・
M:小学生に合った家庭学習のあり方(形)が、
”楽しい学習を、短時間に、誰か又は何かの導きのもと、家族のいるところで行う”
ということだったから、
(場所)は、茶の間とかリビングルームで・・
K:近くにはお母さんがいる状況が理想的だね。すぐそばでなくともいいから・・。
M:そう。そして、時間を決めて、その時間中はテレビなどは消して、家族それぞれが本を読んだり、新聞・雑誌などを見たりしている・・というようなシチュエーション。
K:次は(もの)。教材は、もちろん教科書でもいいんだけれど、一人でも進められるように、わかりやすくステップ毎に理解を誘導してくれる教材がいいね。
M:本屋さんには、教科書準拠の参考書がいろいろあると思うので、あまり厚くなく、字が大きく、わかりやすそうなのを、お父さんかお母さんに選んでもらうといいですね。
K:より楽しく、わかりやすい教材というと、以前から視聴覚教材というのがあったけど、最近では自宅のパソコンやタブレットでもできるから、こういうのを利用する手もあるね。
じゃー、次は(方法)、進め方だけど・・
M:教科によって少し異なるけど、基本は ”音読”。
算数の問題でも、声に出しながら書いていく・・
例えば、
「分数のたし算は、さいしょに通分して・・分母が2と3だから・・きょうつうの倍数は・・」
という具合に進めると、本人も集中しやすいし、近くにいるお母さんも、できていそうなのか、ひっかかっているのか、うかがい知ることができる。
K:もし、ひっかかっていそうだったら?
M:それはもう、お母さん先生の登場ですね。
小学生の間だけでも、お母さん(又はお父さん)には、学習内容にもしっかり関われるよう頑張ってもらいたいものです。
K:そうそう。日常生活の会話の中で、今学習していることが、食べ物や遊び事と同じレベルで、ポンポン語られるのって、なんかいいね・・。
M:それは、お母さんの役回りしだい・・
カリカリお母さんでいくか・・、ほんわかお母さんでいくか・・
K:般若でいくか・・、観音様でいくか・・ってこと?
M:??
K:次回は中学生のやり方ってことで、今日はこれでおしまい。