今から、約33年前、当時若いハッピーが、工場の課長2名に同行頂き、

お客様と打合せを行いました。

せっかく長野から来て頂いたのに、打合せだけで帰す訳にはいかない。

→当時は、常識でした。

ハッピーの上司と先輩2名が合流し、新橋の「徳寿」と言う高級焼き肉店へ。

時は、バブルの真っただ中。高いメニューから発注。

飲んで、食べて。

 

満腹になると、次は新橋駅地下のスナックへ。

6名で、飲めや歌えや。最年少のハッピーは、マイクを渡され、

永ちゃんのナンバーを披露。「共犯者」だったかな?

宴が盛り上がってくると、当時新幹線がなかった工場の2名は、

特急あさまの終電が近づいて、帰りました。

 

このタイミングが悪かった。

エンジン全開の上司が、お開きにする訳もなく、銀座に移動。

 

さぁ、地獄の始まりです。

ウォーミングアップとばかりに、銀座8丁目のスナックへ。

飲め!歌へ!

言うまでも無く、皮切りはハッピー。永ちゃんのナンバーのなんだっけ?

この辺から、酔いが回って、辛い状況に。

なんとか歌い切り、席に戻ると「次行くぞ!」

 

そうです。あの頃は、銀座の梯子がステータス。

次のスナックに移動し、またまた、飲めや歌えや!

意識朦朧となる中、「次行くぞ!」

この地獄は、いつまで続くのだろう???

 

次に連れていかれたのは、店の真ん中にグランドピアノがあり、

大きなシャンデリアが眩しいクラブ。

聞くところによると、座るだけで5万円。

そのような格式あるお店で、何回目だろうか?「ハッピー歌え!」

わら半紙の歌詞カードを渡され、グランドピアノをバックに

おそらく「時間よ止まれ」を熱唱。

 

席に戻ると、地獄はクライマックスへ。

なんでも、過日行ったバーで、ウエイターがショットグラスに

ズブロッカを注ぎ、炭酸を入れ、コースターを蓋に、グラスをひっくり返し

炭酸割を作るのが、カッコよかったとの事で、大量のズブロッカと炭酸を用意。

 

ベロベロに酔っている上司が、グラスに並々とズブロッカを注ぎ、炭酸を。

この時点で、炭酸は全てこぼれ、ズブロッカのストレート完成。

まさか?と思うが、言うまでも無く、ハッピー飲め!

恐る恐る舌で舐めると、痛辛い。

そこへ、ズブロッカ割は、一気に飲むんだ!と今なら犯罪だと思われる罵声。

 

その地獄は、ホステスさんを含めた8名位で、約3周。

上司のずぶ濡れになったズボンを見ながら、ハッピー爆死。

店の閉店まで、トイレの便器を抱えていました。

 

後日談ですが、その夜の費用は、100万円を越したらしい。

2度と経験出来ないバブルの夜を思い出しました。