5億年で100万円。 | MK’S BAR

5億年で100万円。


あるサイトでとても興味深い話を読んだ。

元々は少年誌に読み切りで掲載された漫画らしい。







~《5億年で100万円》~


高校生の主人公A。

その主人公の友達で少しオツムが弱いB。

そして謎めいた雰囲気の同級生Cの三人が登場人物。


ある日の放課後。

いつもの様に三人集まってくだらない話で盛り上がっていた。


やがてAとBが・・・

『なんか楽して大金持ちになる方法ないかなァ~~』

なんて・・・まこと高校生らしい、くだらない話をし始めた。


【あるよん♪お金持ちになる方法!!】

二人の話を聞いていたCが突如声を上げる。

そしてCは鞄の中から四角い小型の機械みたいな物体を取り出した。


その物体には赤い丸いボタンが中央に付いていて、

Cによると、そのボタンを1回押すだけで機械の中から『100万円』の札束が出て来るのだと言う・・・・・


但し。


①ボタンを押した瞬間、真っ暗な無の空間へと飛ばされる。

②その空間で5億年の時を過ごさなければならない。

③空間には何も存在しないし、眠ることも死ぬことも出来ない、5億年の間ずっと意識は覚醒し続けたまま。

④5億年経つと自動的に元の世界、時間、身体に戻って来れる。

⑤戻る時に5億年分の記憶は削除される。

⑥戻った瞬間、5億年の記憶は無いので本人も周囲の人もなんら違和感は感じない。


『う~~~ん・・・・・でも、実際は5億年も過ごさなければいけないんだろう?』

主人公Aが躊躇している横で、オツムの弱いBがボタンを押した。



チン。


すぐに機械から引き出しの様なものが出現して『100万円』が出て来た。

B「おお!!簡単じゃん!!ラッキー♪」

A『お前っ!!なんともないのかよっ!?』

C【実際は5億年を体験して来てるんだけどねん♪】


調子づいたBは何度もボタンを押す。

チン、チン。

瞬く間にBは大量の札束を手にした。


『見たところ、Bに異変は感じられないし俺も押してみるか・・・・・』

5億年と言う気が遠くなる数字には躊躇したものの、

記憶が失くなるんであれば、無かった事と同じ。

主人公は意を決してボタンを押した。





チン!!








Aは後悔した。


そこはCの言った通り、何も無い暗闇の『無』

身体は自由に動くが何処へ行っても同じ風景。

風景と言うよりはやはり『無』なのだ。

お腹が空くこともない、眠ることも出来ない。

そして死をも選べない・・・・・未来永劫続く永遠に近い絶望感溢れる世界。


それでも契約通り、ここで5億年を過ごさなければならないわけで・・・・・

最初の100年くらいまではなんとか独り、退屈感を紛らわす事ばかりを考えた。

独りジャンケンや独りシリトリをしてみたり・・・・・

しかしそれにも飽きて一時、彼は考えるのやめた。


それでも気が遠くなる程の『無』の時間は彼に迫って来る。

何万年か何千万年か経った頃、彼は考えを再開させる。

『地球とは何か?宇宙とは何なのか?』

『生とは?死とは?人間を含めた生きとし生ける者の存在意義は何なんだろう?』


そこからまた千年、万年の時間が経過する。

現在の人類の英知を既に彼は軽く凌駕していた。

脳の中で宇宙、生命の真理の答えに向けた複雑な方程式を算出してゆく。


4億年程経過したところで、主人公Aは・・・・・

宇宙とは?生命とは?の答えを導き出して悟りを開いた。



彼は空間との共生を選択して、やがて精神を空間と調和させた。







そして、ジャスト5億年。


不意に脳の奥に軽い静電気を浴びた感覚を伴って意識を失った。









チン。








『おおおおおおっ!!!!!』

ボタンを押したAの手元に『100万円』の札束が出て来た。

A『本当だ!!めっちゃ簡単じゃん!!』

B「だろう!!俺たち、一気に金持ちだぜっ♪」

C【実際は5億年、経験しているんだけどねん♪】

A『いや~~!!こんなんじゃあ、5億年もクソもねえよ~~っ!!!』

チン、チン、チン、チン、チン・・・・・・・・

Aは思わず、ボタンを連射した。








身体と意識が遙か彼方の無の世界へと瞬時に飛ぶ。


5億年×16セット。


彼の壮大なる、永遠に限り無く近い旅がまた始まる・・・・・。








(爆)


ざっとこんな話です。

多少、MK流に脚色しておりますが(笑)

なんか怖くないですか?

実は僕の『死』に対する恐怖感・・・・・この物語の世界観と似ています。

『死』の瞬間から始まる『無』の世界。

いや・・・・・『無』という感覚さえも感じることすら出来ない『無』の恐怖。

絶望的喪失感。

う~~ん、怖い・・・・・・(爆)

人によると稀に・・・『死ぬ事』は怖くないとおっしゃる方もいらっしゃいますが・・・・・。



僕の人生に於いての最終目標。

『生死の意味を悟って安らかに死を受け入れること』

(小学生の頃からの目標・・・・・爆)







本題に戻します。


5億年で100万円。


アナタならば、このボタンを押しますか?