ワイキキでの白昼夢。 | MK’S BAR

ワイキキでの白昼夢。


6月14日のハワイ。そして、ワイキキ。

ホテルマンMKは25歳で、妻は20歳。
住宅街の中の一本道。

観光客なんかはおおよそ立ち入らないであろう、何の面白味も無いワイキキの裏路地。


そんなお話。



ハワイ滞在4日目だったから・・・・・

その街に慣れた部分もあって、たまたま僕たちはそこにいた。

反対方向からバックパッカー風の白人男性が歩いて来る。

僕と妻・・・バックパッカー風の白人男性の三人が不意にある場所で鉢合わせて、足を止めた。

その場所とは住宅街の中のゴミ捨て場みたいなところ。

そして、ゴミ捨て場の中央には円形の大きなゴミ箱。


三人が立ち止まったのには理由がある。

その円形の大きなゴミ箱に明らかな違和感を感じたからだ。


その役目通りに箱の体積の8割方は、捨てられたゴミで占められている。
しかしそこには自分の目を疑うばかりの光景があった。




明らかな違和感・・・・・・・。




なんと、そのゴミの中からワイキキの青い空を突き抜けんとばかりに二本の脚がニョキっと出ていた。


もちろん人間の脚だ。

ゴミ箱の中に頭からさかさまに身体を突っ込んだ格好で・・・・・

二本の脚だけがスコール後のハワイの空を差し示している。

寝ている訳ではないだろう。

ましてマネキンでもない筈だ。そんな事は一目瞭然で見て解る。

問題は・・・・・

この二本の、『脚人間』・・・が果たして生きているのか死んでいるのかというところ・・・・・

しかし、そんなのは愚問だったという事実にすぐに気がついた。



ピクリともしない。

うん。つまりソレが生きている人間って可能性は極めて低いのです。




「なんだコレ?悪い冗談か?」

『そんなの俺たちに聞いてもわかるわけないさ!!』

「クレイジーだな」

『そうさ、クレイジーだよ』

「なんにせよ、ワイキキの空には似合わないぜ」

『まったく、ブラザーの言う通りだよ』




言葉が通じ合わない、白人のバックパッカーと東洋人のハネムーナー。

多分、心の中でそんな会話をした・・・・・・・と思う。(爆)












※実話です。

アレ・・・・・多分死体でした。

日本ならば掘り起こすなり、誰か呼ぶなり、110番通報したんでしょうけど。

ハネムーンで、場所がハワイでしたから・・・・・なんとなく関わりたくなくて(爆)放置してしまいました。

今思えば本当のところ、一体何だったんでしょう?

表題通り、白昼に見た幻だったのでしょうか。