幸せな人生のお話。 | MK’S BAR

幸せな人生のお話。


ある田舎の山奥に、自給自足で暮らす若い夫婦がいた。
自分と妻と、その親戚縁者だけが食えるだけの田と畑を耕し、たまに山に入り猪や鹿を狩る。
雨の日は家の中で読書をして暮らし、週末は湖のほとりで蓄えた食糧を肴に酒を飲む。


そんな夫婦の元に、ある一流企業家が訪れた。

一塊の富と名声を築いた企業家は云う・・・・・・
『経営学立場からアドバイスして進ぜよう!!これだけ充実した田畑を家族のためだけになんてもったいない!!ぜひ君こそ、ビジネス運営に乗り出すべきだ!!』
『まずは田畑と狩猟の範囲を広げて、農協に売りなさい。そこである程度の利益が上がるはずだから・・・・・従業員を雇って、農場を経営するべきだ!!』
『目途が立って来たところで、仲介業者を切って直売を始める。・・・・・もちろんネット販売も開始する。』
『そこで、直営のレストランを何店舗か立ち上げて・・・・・そうなれば株式上場も夢ではない!!』


!!・・・・・・・・なるほど。
そこまで成功するのには何年掛かりますか?


『経営は、そんなに甘いもんじゃないからな!!
・・・・・10年、いや・・・・・早くて20年は掛かるだろうよ!!』


で、成功したとして・・・・・・
その後はどうすればいいんで?


『決まってらいっ!!企業価値がとことん上がったところで会社を売るのよ!!』


おお!!さすが経営のプロフェッショナル♪
そして、その後は夢の様な暮らしが待ってるんですね!!??


『そりゃあ、そうだよ♪』
『何の悩みもなくてさ・・・・・・自分と妻と、親戚縁者の食える分だけの田畑を耕し、気が向けば山に入って猪や鹿を狩る・・・・・雨の日は家ん中で読書をして・・・・・週末は湖のほとりで、蓄えた食料を肴に酒を飲む。』
『そんな夢みたいな生活が手にはいるのさ!!』



なるほど。
いずれ、そんな夢の様な生活が出来るのならば、現在の生活を捨ててまでも・・・・・・
今からの20年、身を粉にしても働き抜きまっせ!!







うん?



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



(?)