ホテルマンMK、悪夢の10分間。 | MK’S BAR

ホテルマンMK、悪夢の10分間。


一気に経過する時間のテンポが早くなった。



この直後に始まる新郎新婦へのサプライズムービー・・・・・。

挙式場へとゲストをアテンドしている時、

『ムービー上映の後、このプレゼントを手渡ししたいんです』

とゲストからそのプレゼントを預かったところまでは覚えている。

しかしその先の記憶が無かった。


そしてそのプレゼントが何処にもない。



確かにバタバタしていた時間帯だった。

自分の担当のゲスト達をチャペルに送り込み、披露宴会場でドンデンと最終チェック。

・・・とは言え、こんな事は珍しい。

まるで記憶の一部分を削ぎ取られたかの様だった。


会場キャプテンに無線を飛ばす。

『サプライズのプレゼントが見当たらない、最悪進行の順番変えるぞ』

「もし見つからなかったらどうするんですか?」

『・・・・・いや、絶対に見つける』


会場を出たところで新郎新婦とすれ違った。

二度目の入場。

その後に始まる、サプライズムービー。

全スタッフに無線を飛ばした。

『披露宴で使うプレゼントが行方不明!!

茶色の紙袋、中にラッピングされたモノ!!タイムリミットは10分!!』



駄目だ!!絶対に花嫁とその友達を悲しませてはならない。









そこからホント、走り舞々でした。

階段を駆け上がったり、駆け下りたり・・・・・

バックヤード、ラウンジ、受付スペース等々、考えられるすべての場所を探索。

紛失?

披露宴はどんどん進行してゆくさなか、

最悪の事態をも覚悟した・・・・・その時!!


インカムを外して打合せをしていたひとりのプランナー。

事務所に帰って来てひと言。


『ワタシ、その在り処知っています!!』



『どこーーーーーーーーーーっ!!??』








ま、結局は僕が預かったものを受付テーブルに一時置いていたのを・・・

ご祝儀と一緒に受付で頂いたプレゼントだと思った彼女が別の場所で保管していました。

ハイ、僕が悪いです。

結婚式の舞台の裏側は大小違えど、こんな感じです。(爆)


そのプレゼントを確保した後・・・・・

披露宴会場まで全速力で向かったことは言うまでもありません。




(笑)