僕のアニキの話。 | MK’S BAR

僕のアニキの話。




『殺すぞ』






まるで、地の底から沸き上がって来るような低い声。


ドスを抜いたチンピラ客に、アニキは表情をひとつ変えずに睨みを効かせる。


冷酷な鬼のような表情に、チンピラは大人しく退散していった。







『ブラックエンペラー』 と言う暴走族集団がかつて存在した。



暴走族史上、最強最大規模。






アニキの不良少年時代の肩書きは・・・某関西県屈指の進学校生&『ブラックエンペラー』中部支部親衛隊長。


※特攻隊=暴走行為に於いて先陣を切って走る部隊

※親衛隊=総長の側近で喧嘩、闘争の際に指揮を執る武闘派部隊








頭がいいから、普段は知性豊かで・・・色んな事を教えて貰った。


でも、路地裏での喧嘩はホント強かったです。

(強いと言うか、無茶苦茶・・・・・)






アニキには義兄弟の盃を交わした、兄貴がいて・・・・・

その人は名古屋でほんまもんの極道屋さん。









そんなアニキと兄弟分の固めの盃を交わした。




当時はごくごく真面目にクロスハンドで互いの酒を一気に開けた。










『堅気のお前に迷惑掛けたらあかんから・・・・・俺からは電話せえへんからな。

でも、ヤクザ絡みで困ったことがあったら、いつでもゆうてや』







義兄弟のアニキと違うフィールドに立って・・・・・はや十数年。







以来一度も、アニキから電話が掛かって来たことはない。



僕から連絡を取り、大阪に赴いた時にだけ・・・快く顔を突き合わせてくれる。









でもこの二年位・・・連絡取ってないなァ。




ふとアニキのことを思い出して・・・・・電話しようかなァと思いましたが・・・・・

夜も遅く、キレられたらかなわんので。








明日の昼間・・・・・シラフの時に掛けてみます。








(酔)