回想~《イタリアンレストランとワインとソムリエとMKと》 | MK’S BAR

回想~《イタリアンレストランとワインとソムリエとMKと》

ソムリエがグラスにワインを少しだけ注いで僕にウィンクする。



『テイスティングだ!!』



人生で初めて目の当たりにするテイスティング。


ソムリエがとても大きく見える。



『ふん、小僧。てめぇのような若造にワインの良し悪しがわかるものか!この店に来るのは十年早いんだよ!』



一瞬、そう言われた様な気がした。



人生で初めてのイタリアンレストラン。目の前には可愛いい彼女。



迫り来るソムリエ。



ホテルマンMKは、震えている手を彼女に悟られない様にグラスを取り、ワインをからからに渇いた口に流し込んだ。



……………………。



『わからね~~~!!』



『わかる訳ねぇよ~~!!』



それでもホテルマンMKは、きゅっと唇を押し上げて精一杯の声を絞り出した。



『うん、これで結構。』



声が少し裏返った事を、彼女は気づかないフリをしてくれていた。







(笑)


ちなみにワインのテイスティングは、ワインの品質が正常かどうかを見極めるモノです。

ワインの味や好みをテストする事では無いのです。

テイスティングの前にソムリエがチェックしますから、まず大丈夫なんですけどね。

あまりにも、自分の思っていた味と異なるワインであれば取り替えも可能です。


しかし、ワインは二本分の料金を請求させて頂きますのでご注意遊ばせ♪



今宵はワインを飲もうかな……(笑)