《回想…青春のカケラを置き忘れた街》大阪。22時。20歳。 | MK’S BAR

《回想…青春のカケラを置き忘れた街》大阪。22時。20歳。

その夜、俺は路上に立っていた。

深く吸い込んだ煙草を掃きだめの様な路地裏に投げ捨てて、紫色に染まった都会の冬の空を見上げる。


深呼吸に似た溜め息をついた。


いつも通りに、街ゆく女の子達は美しいし、酔っ払っいのくたびれたサラリーマン達は、滑稽で愉快だった。


ふと。
視線に気づく。
明らかに常人離れした男が三人、俺を睨んでいる。


「極道か。」


ちっ。俺は心の中で軽く舌打ちをしつつ、目がイッテしまっている男達に近づき………


笑顔で話し掛けた。



「お客さん、飲んで行きますか~?うち、ホストクラブですねんけど、楽しいですよ~~」



冷やかしで声を掛けた俺に、予想外の言葉が返って来た。





「おうコラ!警察や。路上キャッチはあかんちゅうてるやろ!オドレ何処の店やねん!」





と、人生初の警察手帳を見せられて……(いや…恐らく人生最初で最後の…)

曽根崎警察署で指紋を撮られて、三方向から写真を撮られました。(爆)



「一晩泊まっていけや!」」

と言われたトコロをオーナーが迎えに来てくれましたが……


こらぁ!警察!

いかつすぎんねん!

酒が飲みたいヤクザと間違えてもうたやんけ!


けっ。