こんにちは。
山元です。
現在、日本で開かれているIMF,世界銀行総会を取材しました。
IMFへ取材申請して、許可がおりるまで1週間ほどかかってしまい、取材できたのは12日、13日の2日間です。
年次総会は3年に一度、IMFと世界銀行の所在地・米ワシントン以外の加盟国で行われます。
IMF総会が日本で開かれるのは、1964年の東京オリンピックの年以来で、実に48年ぶりのことです。
当時の日本は高度経済成長の真っ只中で、(当時)大蔵大臣だった田中角栄議員がはりきって、かなり派手な総会を演じたと聞いています。
今回も開催期間、6日間で、188カ国の官民合わせて約2万人が来日しているビッグイベントです。
米FRBバーナンキ議長や欧州中央銀行(ECB)ドラギ議長をはじめ、各国の財務相も続々と来日しています。
東京のメイン会場の有楽町の国際フォーラムに入ると、プレスIDを3度ほどチェックされ、飛行機の持ち物検査なみに鞄の中身や身の回りを厳重に検査されました。
会場に入ってからも、警察や警備員だらけで、また各イベント会場に入るたびにIDの顔写真を確認されそこまでやるか、と思うくらいの厳戒態勢です。
48年前の総会がどのようなものだったのかは知りませんが、会場内の催しなどを見ても、もっと賑々しくホスト国である日本の文化をアピールしても良かったのでは、と思いました。
会場に設置された日本のアニメの紹介するブースや歌舞伎役者や桜をバックに撮影するプリクラが人気でしたが(プリクラが日本の文化だと初めて知りました)、その他のブースは閑散としていました。
ただ会場内のモニターで、東北大震災の時の津波が押し寄せる映像や大きな揺れる建物の映像が映し出されていたのですが、それには多くのメディアの人たちが食い入るように見入っていました。
私も3人ほど海外のメディアの記者と話したのですが、みんな昨年の震災のことや原発事故について聞いてきました。
個人的には、海外メディアの関心事である東北大震災や原発事故の詳細を解説する催しがあってもよかったような気がします。
また、各国のプレスなど参加者が、思い思いに書き込んだメッセージボードがありました。
多くのメッセージは、日本への励ましの声や日本人の親切な対応への感謝の気持ちを綴ったものでした。
私が一つずつ読んでいると、スタッフの方が「一言メッセージを書いてくれませんか」と声をかけてきました。
私は日本語と英語で、『 日本の心 ”和”』 とメッセージボードへ書いてみました。
日本という国を一語で表すとすれば、やはり「和」しかないな、と。
聖徳太子がつくった十七条憲法の第一条は「一に曰く、和を以って貴しとなし・・・」からはじまります。
十七条憲法は、日本の時の為政者の指針として、尊重されてきたました。
現代人が忘れてしまった日本の心を呼び起こす思いを込めて、「和」と書いてみました。
私は、13日に行われた「変化する世界におけるアジアの役割」というイベントに出てみました。
パネリストとして、クリスティーヌIMF専務理事とともに日本の白川日銀総裁が登場するからです。
白川総裁の発言は、なかなか希望が持てる内容でした。
次回に続きます。