作家がこっそり教える お悩み解決法 -18ページ目

作家がこっそり教える お悩み解決法

物質至上主義から心の時代へ

こんばんは。


山元です。



みんなの党代表、渡辺喜美議員の政治とカネの問題が、話題になっています。


DHCの吉田嘉明会長から8億円を選挙前に借入れて、公職選挙法に抵触する疑いが持たれているわけです。


吉田会長は、渡辺議員から3億円の融資を依頼され、さらに維新の会との連携を理由に5億円を貸出したと証言しています。



私はこれまで、2度ほど渡辺議員にお会いして、インタビューをしたことがあります。


初めてお会いしたのは、自民党の中堅議員だった頃で、2回目は自民党を離党され、みんなの党が立ち上った直後でした。



渡辺議員は自民党時代、内閣府特命相に加え、「国、地方行政改革」「公務員制度改革」を担当されていました。


しかし、当時の政権でこれらを実現させるのに限界を感じ、2008年12月24日、民主党提出の麻生総理に対する衆議院解散総選挙を要求する決議案に与党議員で一人だけ賛成し、自民党から戒告処分を受けます。


その後も、麻生内閣や党執行部への批判を繰り返し、自民党離党を表明しました。



私はこれまで、幾度となく国会議員に対し、建前ではなく本音を探る取材を重ねてきました。


離党直後の渡辺議員は、こちらから探りを入れることもなく、終始本音で答えてくれました。


「現政権では、公務員制度改革はできない」と、机を叩かんばかりに話された鬼のような形相を今でもはっきりと覚えています。



「行政と公務員制度改革がなされなければ、日本の未来はない」


当時の渡辺議員は、国や国民に目が向いていたのは間違いないでしょう。


また、「みんなの党のネーミングは、サザンオールスターズの『みんなのうた』をヒントにした」とのことでした。


「国民みんなのための政党」という発想です。


その後も渡辺議員は、私の突然のお願い事にもかかわらず、快く電話取材にも応じてくれました。



永田町では、政治とカネの問題など珍しいことではありません。


取材していて、「まさか、この人までが・・・」と思うような議員まで裏金に手を染めているのが現状です。


自らの不正がバレないことをいいことに、偉そうなことを発言している議員も散見します。


ただ、バレるかバレないかだけのこと。


もちろんケースによっては、不正であることには変わりないのですが。



むしろそれより私は、今回の件が発覚した直後の渡辺議員の弁明会見を聞いて、怒りというよりも残念に思えてでなりませんでした。


一番大切なことは、人としてどうあるべきかということです。


渡辺さんは、8億円を何に使ったかの記者の質問に、「生きていく上で必要なモロモロを買った」と弁明しました。


さらに、「そのモロモロとは?」と突っ込まれると、「酉の市の熊手など」としどろもどろの口調で説明しました。



いくらなんでも、それはないだろう。


億の使い道が、熊手ってなんだよ。


子供でも、もっと上手な嘘をつくだろう。


あの時、国のために時の政権に喧嘩を売って、党を飛び出した気骨あふれる渡辺議員は、どこへ行ってしまったのか。


そこまでして、党代表という権力にしがみつきたいのか。


いつから大義を忘れ、小義に固執する人になってしまったのか。


渡辺さんには、自らきっぱりと罪を認めて、「出直します」と責任をとって代表辞任を堂々と表明してほしかったです。



その後渡辺さんは、「江田憲司議員の陰謀」とまで言い出しました。


私は江田さんもよく存じていますが、彼は渡辺さんが言うような裏工作をするような卑怯な人ではない。


長年、松下幸之助氏の秘書を務めたみんなの党最高顧問、江口克彦議員も渡辺議員に代表辞任を呼びかけています。


江口さんも一度取材でお会いしたことがありますが、とても温厚な人柄の方で、渡辺代表をとても信頼されていました。


その江口さんが、代表辞任を進言しているのですから、余程のことだったのでしょう。



渡辺さんは、みんなの党を大きくしていく過程で、何がどう変わってしまったのか。


奥さんが理由とも報道されているが、それだけではないはずです。


15日をめどに、党内における内部調査の結果が報告される予定です。



どのような結論になるか分かりませんが、おそらく渡辺議員は、代表を辞任することになると思います。


もし辞任しなければ、みんなの党は崩壊の一途をたどり消滅する運命となることでしょう。



いくら自らの権力欲、我欲にしがみついてみても、天は見放すもの。


国を再生させることに意欲的な数少ない政治家の一人でしたので、ただただ残念です。