こんにちは。
山元です。
京都大の山中伸弥教授が、ips細胞開発でノーベル医学生理学賞を受賞しました。
先月、ノーベル賞に近い人を紹介する企画で、山中教授の一番弟子、京大ips研究所、高橋和利講師に取材でお会いしました。
高橋氏は、山中教授が「彼がいなかったらこの開発を成功させることはできなかった」と言わしめた方です。
研究開発の過程における山中教授は、予想通りの結果が出たときは、ほとんど無関心で、「ふーん」と素っ気ないそうです。
しかし、期待はずれの結果が出たときは、目を輝かせながら、「そうか、ではここをさらに追求しよう」と嬉々とした表情を浮かべるとのこと。
高橋氏曰く、「変わったことを考えるのが大好きな先生」という印象だとか。
ips細胞の発見は当初、成功の確率はほとんどなく、研究期間も10年、20年と長い年月を要してしまうことは目に見えていたといいます。周りからも反対の声が多かったそうです。
山中教授は高橋氏に「成功すればデカイが、成功する可能性は極めて低い。20年30年とデータが出ないかもしれない。その間、お前を雇ってあげるから心配するな」と励ましたといいます。
「山中先生の あの言葉がなかったら、このリスキーなプロジェクトにはチャレンジできなかった。僕にとって大切な言葉です」(高橋氏)
この一言が、世紀の開発へと繋がることになります。
それにしても、サイエンスの開発は、合理的考えでは到底、成し得ない特殊な世界だと思いました。
お金や時間を考えていたら、とても取り組めない世界です。
「休みの日も家にいると落ち着かなくなり、ついつい研究室に足が向いてしまう」(高橋氏)のだそうです。
やはり凡人には理解できない境地ですね。
山中教授、高橋講師、本当におめでとうございます。