私は外壁塗装の営業マンをしている。今日も一日中、アポイントを取って、お客様の家を訪問した。しかし、契約には至らなかった。商談の設定が悪かったのだ。お客様は話を聞くだけで、興味がない様子だった。契約にならない方法を学んだ。

外壁塗装の営業は、契約しなければ収入にならない。最低限の給料と歩合が基本だ。福利厚生なんてほとんどない。売上が上がれば、みんなから羨ましく思われる。売上が上がらなければ、惨めな感じに苛まれる。お金が増えていくのを見せるぞと、寄ってくる人もいる。奢るとかおごるとか、そんな話が出てくる。大変な世界だ。

女性に対しても、売り上げが左右される。枕的な話になることも多い。私はそんなことはしたくない。でも、入ってくる女性を見ると、純粋に外壁の塗装の営業をしたいと思っている人はほとんどいない。給料が高いんだったら、付き合ったらいいことがあるのかなと思っている人も多い。そういう人たちは、楽に仕事がしたいのだろう。いいお客様を回してもらったり、売上を上げてもらったり、環境作りをするのだろう。男も女も、上司や部下やお客様に営業する。その一環で、枕が発生する。私はそんなことはしたくない。でも、営業の世界は、売上が全てだ。その中で、多少なりともドロドロした内容はある。それが、外壁塗装の訪問販売のやり方なのだと、理解されている。頑張る方が多いみたいだ。

私はどうすればいいのだろう。この仕事を続けるべきなのだろうか。自分の信念を曲げるべきなのだろうか。私は悩んだ。今日も一日が終わった。明日はどんな一日になるのだろう。
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