外壁塗装の営業の世界について、私はある経験をもとに語りたいと思います。外壁塗装の営業は、だいたい1年一周にするぐらいの感覚で、大阪なら大阪府を回るという仕事です。1年に1回しか訪問しないので、ほとんどのお客様は私たちのことを覚えていません。でも私たちは、初めてのような感覚で訪問し、相手も初めて対応してくれます。1年間あれば、物事の流れはだいぶ変わっていきますので、そういう意味では、また会うのも楽しみです。もちろん、嫌な時もありますが、それが本当の意味で初対面から見られるのが本当の営業マンだと思います。


外壁塗装の営業マンは、基本的にお金のない人が多いので、お金のためにやっている人が多いです。ですから、あまり知識はありません。ある程度の基本的なマニュアルを、特定商取引法の規定に沿ってこうするというケースが多いです。仕事的には、やっていることがいつも一緒で、アポイントを取ったお客様も同じような人ばかりなので、車さえあればサボりたがるという特性です。ですから、車がなくなるとすぐにやめていくというのも特性です。


仕事を面白くするということにおいては、役職をあげる、転勤をする、できるだけ入ってきた人の同行をしてアポイントや契約を作りながら奪っていくというのが、一般的に生き残る方法だと言われています。私は、このような仕事にやりがいを感じることができませんでした。外壁塗装の営業は、お客様のニーズや満足度を考えるよりも、自分の利益や成績を優先する仕事だと思います。私は、もっと人と人との関係を大切にする仕事がしたいと思いました。皆さんも、訪問販売の外壁塗装の営業をやってみてはいかがですか?