厳冬期の南八ヶ岳を周回しよう① 〜白き世界の試練〜 | 日々 是☆冒険なり ~たかのブログ~

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フラフラしてそうでホントはしっかりしてる・・・のか?^^;
いろんな人や場所 風景との出会い、そして、思った以上に多趣味なワタクシの『冒険』という名の日常をよければ見てやってください。
どうぞヨロシク。

【2018.2.7〜8】

冬に登りたいと思っていた阿弥陀岳。
せっかく行くならピストンではオモシロクナイ!?

ということで、美濃戸を拠点に南八ヶ岳を ぐるっと周回する一泊二日の贅沢山行が実現。

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初日は まさに修業!

このプランを計画し 二日間 共に歩いてくれたのは、尊敬する山仲間ケロッピ。
そして、久しぶりで嬉しい お仲間さんとの再会も( ´∀`)

飴と鞭を味わった二日間。
思い出深い山行となりました。


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今回の行程

登山口は『美濃戸口』より、 御小屋尾根を経て阿弥陀岳頂上を目指します。
CTは(御小屋尾根ピストンの場合)登りで5時間20分、下りは4時間(もちろん、雪の時には これよりも時間がかかることをアタマに置いておく)

御小屋尾根は夏のときに登ったが、不動清水から先の “グンっ!” という音が聞こえるくらいの、悶えるような急登が記憶にも しっかり刻まれている道。

「あそこに雪がついたら どーなんねん?( ̄▽ ̄;)」
という不安のような好奇心のような…(笑) 
何とも言えない気持ちを持ちながらの、冬の御小屋尾根・二度目のアタックです。


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AM 6:40
準備をして美濃戸口を出発。

八ヶ岳山荘で のんびり準備してたら集合時間から一時間経っていたというね(笑)
意外と重いザックに、これから待ってる御小屋の急登。。
気持ちを入れるのに時間がかかりましたわ ←え?

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AM 7:07
別荘地を抜けて ようやく登山開始

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積雪は これくらい

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まだまだ大丈夫でっせー

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綺麗な雪の樹林帯。
けど、さみーよ…

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まず最初のピーク

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AM 8:31
御小屋山 到着。

本格的雪山登山が今季初というケロッピ。
体力が落ちてる〜( ´△`) と嘆いてたw
それでも、ここまでいい感じで上がれてるんだから さすがだーね!

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さて、ここからが御小屋尾根の本番。

…太陽が出てきた!?

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おぉ〜〜、テンション上がるね〜( ´∀`)

ここから しばらく平坦な道。
話す話題は どこからともなくドラゴンボールの話(え?)

た「スカウターって すごくね!? あの戦闘力測れるやつ」

ケ「あたし持ってるよ〜 スカウター。 特典についてたんだ〜」

た「まじで!? すげー羨ましい(゚∀゚)」

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た「ねぇ、阿弥陀岳の戦闘力どんぐらいやろ?」

ケ「スカウターぶっ壊れるねww」

た「うぉー強えー( ̄▽ ̄;)」

そんな話で盛り上がる中二男子コンビ。
スカウターも ぶっ壊れる戦闘力を持つ阿弥陀様が いよいよ本領を発揮しだしますよ…

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不動清水を越えたあたりから…  きたきたw
御小屋尾根名物のアホみたいな急登。

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急登というか、一部 壁みたいに思える雪の御小屋尾根。
『グンっ!』の急登が、雪がつくことで『グググンっ!!』に変化してるww

くぅ〜〜、キッツイけど… ニヤニヤしてしまう(笑)
ケロッピもオレも笑いが止まらない〜( ̄∀ ̄) ←あやしい

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こりゃキクぜ〜(笑)

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見上げると、霧氷のベールを纏った姿に歓声お願い

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そろそろ樹林帯を抜けるかな?

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抜けたら ありゃ!?
青空はいずこへ?(苦笑)

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麓は晴れてるんだな〜これが(笑)

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稜線が見えてはいるんだけど なかなか たどり着かない、、山あるあるですな(^^;

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御小屋山があんなに下に。。
登ってきたね〜

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そして、ようやく稜線に。
し、白い…白い世界やw

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去年ケロッピが、怖くて一歩が踏み出せなかったと言っていたリッジポイント。
でも今回は しっかり雪がついてたようで 一安心^ ^

雪山は、条件次第で難易度が極端に変化するからホントに注意が必要ですね。

危ない箇所を越えると もうすぐだ…
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PM 12:43
阿弥陀岳 到着。
念願の、冬の御小屋尾根からの阿弥陀様 登頂が叶いました。

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ここまで無事に来れて ありがとうございます。
この後も見守ってください。

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この日 阿弥陀岳山頂へのトレースは北稜や南稜などのバリエーションルートの道しかなく、これから向かう赤岳へのトレースが…ない!?

北稜は下りるには使えないし、かといってトレースがない阿弥陀〜中岳〜赤岳を迷わずに、しかもラッセルしながらいけるのか?

かなり不安な条件を前にして 先に進めない二人。。
ふと、、ケロッピが うっすら残るトレースを見つける。

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写真では わかりにくいけど、たしかに その先へ、赤岳への道へとトレースが続いてる。

ケロッピとオレには もしや? の気持ちがあった。
気持ちが固まり、そのトレースを辿ることに。

ただ、この先の阿弥陀岳〜中岳への下りは雪がつくと壁の ごとき急傾斜にw

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し…白い。。

ここの雪壁には しっかりとしたステップがつけられていて、安心して下りることができました。

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まさに壁。。

このステップ、つけるには 相当大変だっただろうと思います(^^;
そんな道筋をつけてくれた人を ようやく見つけることができました!

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遠くに人影。。
でもすぐ 誰か わかった!

後ろを振り返ってケロッピに伝える
「たくやさん おったよー!」

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たくやさんカメラ。
真ん中の方にいる、豆粒のようなのが中二男子コンビw

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ついに合流!

この日 北稜から阿弥陀岳に登っていた たくやさん。
本当なら御小屋尾根で下山するところを、この赤岳へのトレースがないと わかり、僕らのためにトレースをつけてくれていたんです。
なんて いい人なんだ〜(T_T)

このトレースやステップがなかったら、きっとここまで来れなかったはず。。
本当に感謝の気持ちで いっぱいです!!

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トレース付けを たくやさんからバトンタッチ。

この先も ほとんど消えかけていたから、しばらくこのルートを歩いた人はいなかったんでしょうね。。

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で、意外とデカかった中岳(笑) を越えた先に立ちはだかるのは、、さらにデカイ主峰・赤岳w

この先の分岐で、帰る時間が迫っていた たくやさんとお別れです。。
本当にパワーもらいました!
ありがとうございました!!


ここから再び二人で赤岳山頂を目指します。
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権現岳方面は 二層になってる。。( ゚д゚)
シャッターが下りる感じやん(ガラガラ〜)

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気温も上がらない&ここ、風の通り道で さみーよー(汗)
指先の冷え対策、なんとかせねば。。

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久しぶりの文三郎からの赤岳。

ここまで いくつもの急登とアップダウンを越えてきて、本格的雪山登山が今季初のケロッピには さすがに厳しそう。。
止まる回数も増えてきた…

それでも、自分のペースを守り、決して無理をし過ぎないのが さすがで、経験から得たペースコントロールなんだろうなと思いました。
見習いたい!

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そして…

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PM 15:02
赤岳 到着。

ここまで来れた達成感、ヤバイね(T_T)
きっと、自分たちだけじゃ ここまで来れなかったはず。
待ってくれている人がいてくれるから頑張れたんだなと。

そして、中二男子コンビ 二人を この先の天望荘で待ってくれている人たちの元へ急ごう!

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あとは下るだけだから安心だぜ〜(笑)

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天望荘、どこ?(^^;

でも無事に…
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PM 15:20
赤岳天望荘 着いたよ〜。
安堵した二人を、天望荘で待っててくれたムサママさんが しっかり写真に収めてくれてました(笑)
鳥ちゃんにも ご心配おかけしましたm(_ _)m


重い装備を外し、コーヒーを飲んだらようやく ホッとできました(*´Д`*)

ここまでの話をしたり、爆弾的な写真を見せてもらって爆笑したりと楽しい時間(笑)
その、隙を見つけてケロッピが ゴソゴソ…

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ひょ〜〜 嬉しいやないの〜〜(*´Д`*)
ケロッピ、これ担いで あの厳しいなか登ってきてくれてたんやね!

この日誕生日だった鳥ちゃんと一緒に祝ってもらえて、しかも山のなか、大好きな お仲間と一緒に…幸せでございます(*´ー`*)

ここまで来れてホントに よかった♪
翌日は きっと良い天気になるはず!
明日も楽しみましょう!!


つづく。。