しばらくぶりの更新になります。
今月半ばから仕事を再開したのと、やりたいことが見つかったので、あまり投稿出来ないと思いますが、今日は「結婚記念日」なので、今の思いを綴ります。



37年前の10月23日。
やはり今日のような見事な秋晴れの日、
私は愛する人の許に嫁ぎました。




たくさんの希望を胸に抱いて。
どんなことがあっても最期まで添い遂げよう!
そう心に決めて白無垢で身を包んだことを、昨日のことのように覚えています。


毎年、この日は、ささやかなお祝いをしていた私たち。

旦那は仕事帰りに、地元の有名な洋菓子屋さんのケーキを2つ買い、私は私で、料理を用意し、互いに、

「また一年、よろしくね」

そう誓い合って、いろいろあったけど、こうして“夫婦“でいられることへの感謝と、喜びに浸っていた記念日の夜のひと時。


幸せでしたよ。
本当に。



だけど、今年からは一緒に祝えない、、、

永遠の愛を約束した相手なのに、
永遠に会えない人になってしまったからなあ、、、



「今年は日光に旅行に行こうね」

昨年の春から、そんな話をしていた旦那と私。
新婚旅行のときのように、お揃いの服を着て、新しい靴を履いて、、、

新幹線に乗るの、あんなに楽しみにしていたのにね。


新幹線に乗る前に、《霊柩車》に乗って、光の速さで、私が行けない場所に一人先に旅立ってしまった。

シャレにもなりませんよ。涙



もし、こんなに早く逝ってしまう運命だと分かっていたら、結婚してたかな?

毎年毎年、死が近づくのカウントしながら生きるのも辛かったでしょうか・・・


それでも私は、やっぱりあの人と結婚していたと思うし、最期まで悪あがきしていたと思います。

『奇跡』を信じて。





そう思う半面、いつ死ぬか分からないからこそ、どう生きるのか。
これが大事だと気づきました。

年齢的に、私も、後どれだけ生きるのか想像もつきません。


ただ、死ぬまで生きています。笑

来年の結婚記念日には、今よりも新しい私になって、旦那の遺影に、美味しいケーキを供えようと思う私でした。