あたしの 儀式は続く。


金髪になった あたしは


会?だか知りませんが


規律の説明をされていた。


●男女交際は速やかに総長に報告

●コン○ームは付けること (今思うと笑えるw)

●ド○ッグ禁止

●決められた圏内以外での喧嘩はかわないこと

●単独での暴走行為はしないこと

●総長・副総長の言うことは絶対

●脱退する意志をもったときは制裁を受ける



(・・あとは理不尽すぎて忘れました)







そんなことを説明されてるうちに

どんどん予鈴の時間に近づいていく。


学校 行かないの?



てか行く気ゼロ?



と思いきや



「そろそろYがいなくなったっしょ。」


「だね~。」



ん?

Y?






あ。先生のこと?



Y先生は生活指導で熱血スポコン教師。


毎朝 「あいさつ運動」と同時に


生徒たちの 身だしなみチェックをしている。




たしかに うるさい。


でも1年の担任クラスの先生だから仕方ないと思っていた。




「行くべ。」






あ。行くんだ。





って金髪やん!!!!




どしよ・・・;







「おめも行くんだよ。」



吐き捨てられた。






「い・・いや、今日は休みます。」


何で言えなかったんだろう。





自転車通学は禁止されていたのに

自転車で登校するらしい。



もう、なんでもいいや・・・


逃げられないんだもんね。









あたし 開き直りが出てきていた。










登校。


みなさん 改め 先輩たちは2年と3年。


1年は あたし だけ・・・





うく。



完全にうく。





こわい・・・。







Sさん家に招待された。


こじんまりとした 団地の一室。



Sさん。

座椅子にすわるなり


「今日からメンバーになんな。」

「ま、目がデカイのが気に食わないけど。」




何の事やら さっぱり・・・




おもむろに 真っ白な コートみたいなものを渡された。




・・・・・・・。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・。










金やら赤やらの刺繍。

ドラゴン的な刺繍。

日の丸。











「極悪非道・・・?」








読んでしまった。





そう。


Sさんはレディース次期総長


副総長兼特攻隊長









「逃げんなよ。」

「うちが目付けたヤツあんたが初だから。」







知りません。

あたしは ニホンゴワカラナイヨって

外人の振りでもしようかと くだらないことを

頭の中で ぐるぐる考えてしまった。








「んで。恒例のヤツ。やろっか!」




え?何?

恒例?






結んでいた髪をほどかれて

丁寧に梳かされた。




冷たいなにかが髪に付いた。





ブリーチ剤。






あたしはものの見事に金髪になった。




鏡をみたとき。


今までの自分じゃない。



なんなら 新しい自分。



感じてしまった。





あたしは ただでさえ部活内での いじめ に疲れていた。


朝練に行きたくない。


確かに心のどこかで思っていたこと。



行っちゃえ。



どうせ めんどうになるなら

行っちゃえばいいんだ。


公園の近くまで向かった。


歩いて20分くらい。



昨日みかけた みなさん のうち2~3人がいた。



早起きなんですね・・・w

何か にくめなかった。





Sさん登場まで1時間くらい待った。







Sさん登場。







まず、家に招待すると やたら 笑顔。






攻撃されるのか?


一瞬 疑った自分。

でも 昨日のSさんの電話での言葉を信じてしまっている自分がいた。



友達いなくなったよ。


この一言。







だったら この人たちと 仲良くしてれば

一人じゃなくて済む。


ハブられるのなんか嫌。



いっそ部活もやめてしまえば ラクなのかも。


この人たち 本当は 悪い人 じゃなのかも。



あたしに変化が生まれた。









ママとおばあちゃんは あたしの教育方針で

いつも意見が割れていて


ママにはママ。

おばあちゃんにはおばあちゃん。


あたしはいつしか 顔 の使い分けをしていたんだろう。



中学に上がって バスケットを始めて

ピアノをやめた。

両立できる訳がない。


朝練して授業を人並みに受けて放課後も練習して。


新人戦 近かったのを覚えている。


実は 

みなさん と接触する前から いじめ のようなものに

悩まされていた。



部室でやたらと物がなくなる。

バッシュ。ジャージ。練習用のユニホーム。上履き。



結局は隠されていて

ゴミ箱、トイレ、グラウンドの片隅、裏庭

いろんなとこに隠されていた。


これは あたしだけじゃなくて

ひどい子は


バッシュの中に大量のケチャップ。

上履きに大量の画鋲。

ユニホームにボンドべったり。

制服がミニスカート状態に切られている。


きりがなかった。



こんなの おかしいでしょ。


思っていても さらに エスカレートするのがこわかったのか


誰もが 我慢してたんだ。





お風呂から上がった あたしにメモ書き。


Sって名乗る先輩さんからTEL。

明日の朝練前に 〇〇公園でアップします とのこと。




??????



Sさん?

誰?


着れき 見てみよう。(それなりに電話は新しかったからw)

ん?

家じゃない・・・


PHS?




・・・・・・・・・・・・・・・






あ、 みなさん の中のリーダーさん?



掛けてみよう。





掛けた。





出た。






会話が成立しなかった。


〇〇公園の近くにSさんの家があるとゆう。


明日朝 まずは 来いと。


そして 衝撃。



おまえに友達はいなくなったよ。

友達ってなんだろうねw

アハハ!


は?

いやいや、あんた何?



いろいろ一気にありすぎ。





よく 考えた。





結果。 ここで拒否ったら

余計にマズイ事になるような気だけがして

自分の身は自分でどうにかしないと生きていけない。

この時教わった気がする。








翌朝・・・。












あたしは 無知。

あたしは 無力。


みなさんは本当に自宅までついてきた。




ママ。

ごめんなさい。

あの時、断れなかった あたしが いけない。


おばあちゃん。

ごめんなさい。



その日の夜。


目が腫れてる。

殴られたし、蹴られたから。


制服。

おこづかいでクリーニング出さないと・・・。


替えがあって本当に助かった。



夕飯までに いろいろ考えた。



まず。

なぜあたし?


みなさんは こう言ってた。


レギュラー組で頭はってるのが おまえ って聞いた。

やき入れろって3年のAさんから言われた。

おまえが外れたらAさんの妹が入れるって言われた。



あたしはリーダーでもなんでもない。


ただ、話すのが好きで、TVもよく観るから

みんなと話題が合っただけで。

それが八方美人とか人気物になりたい押し付け行為だったら

この世の中どうすりゃいいのか わからなくなる。


この頃から 人を心底信じられない

疑心暗鬼 が始まったんだと確信している。



たった1~2時間前まで知らなかった人たちを

なぜ、慕わなければならない?


そして舎弟って何?





いろいろ考えていたら

夕飯になってしまった。





ママは怒ると怖い。


昔、アルバムから

ドギツイ化粧とアフロみたいなパーマかけて

ピンクのバイクに跨ってる写真を見つけたことがあった。


「これ、ママ?」 と聞いた あたしに


「Iさんよw ママが預かってるのw」


・・・





いや、

絶対ママでしょ。


あんた あたしがわからないとでも思ってる?

顔、思いっきり あんた じゃん・・・;




都合が悪いと

未だに サイババみたいな髪型の Iさんを出す。

IさんとSさんはバリバリの元レディース。

Iさんは本当に普段から怖い。

Sさんは 雛形あきこ そっくりなのに キレるとこわい。




ママの血が流れているとしたら

なにかしらの理由で不良のオーラでも継承してしまったのか・・・;



あ・・

そういえば

お向かいのお家の おばちゃんも 関西で有名だったんだ・・・



てか、何?


あたし 必然だったん?




要素あり過ぎ?







でも関係ないね。


うん。人のせいにしたかっただけか。




と考えてたら



「あんた ちょっと 目、見せてみ!!」


・・・・;



「ボール当たったにしては酷いんじゃ・・」


「いたっ!!!!」



「え!? 頭も!? 痛いの? 何!? たんこぶ!?」



・・・





なるべく怪しまれない様に

なるべく心配しない様に


小さな嘘をたくさんついた。





ママは学校に確認しようとしてた。

でも何とか阻止した。




今日はシャワー程度にして 早く寝なさい。


と言われ、風呂場へ。



踏んだり蹴ったり。

このことをゆう。



うっすらTELの呼び鈴が聞こえた。


きっと お父さんだろう。

今日発売のマンガ 買ってきてくれるのかな?


ま、忘れたって言ったら

お金だけ貰おうw







・・・このTELは何を隠そう みなさんの中の 1人だとは知らず。 




















































































































「何なの!?おねぇの目! ボール当たったにしては腫れすぎじゃないの!!」