座敷童子 ③ | mk14ebr 智&翔 わちゃわちゃ

mk14ebr 智&翔 わちゃわちゃ

智くん大好きが引き金で
嵐のお山コンビに希望と願望を募らせた妄想100%のBLのお話しです

BLです彼らの名を借りた妄想話しです
ご理解のある方のみお読みください





「美味えぇぇ〜〜 〜〜

こんなクラブのキャンプは

どうせ 毎日カレーばっかだと思ってたのにさあ

こんな美味いもんが食えるなんて 最高だよおぉ〜〜」





「ねっ・・・帰らなくて良かっただろっ⁉️」





「ブゥゥゥゥーーーーーーっ‼️」




「ゲッ・・・ちょっ・・とおぉ〜〜

・・・ったくぅ きったねえぇなあぁーーー

口くらい抑えろよなあっ」






「なっ・・なっ・・・なっ・・・何でえぇーーー」





俺の前にマサキ・・その隣にニノ

で・・ニノの隣に・・・





「はああっ⁉️ 何がだよ⁉️」






奴は居た





「何で サトシが居るんだああーーー」





「何でって そりゃ サトシも飯食いたいだろっ

なっ・・・サトシ⁉️」





「ふえっ⁉️・・・飯 美味えぇぇ〜〜なあぁ〜〜」





「いやいやいや・・・座敷童子は 家に居るもんだろっ

つうか・・何で こいつの分があるんだよっ⁉️」






「これは お供えだよ サトシの」




お供え⁉️・・・・

言われてみれば 美味そうにがっつく割には

サトシの飯は 減る事は無く

出された時のまま

ただ 熱量だけが 減っていっていた





「じゃ・・・じゃあ・・・みんな知ってるって事⁉️」




「そ・・・俺の爺ちゃんも知ってたよ

まあ・・・その頃は 名前は無く

ただの 《座敷童子》って呼ばれてたみたいだけどね」





余程腹が空いていたのか

がむしゃらに皿に食い付いていたマサキが

漸く 一息つくみたいに 会話に加わった




「俺の爺ちゃんは 《ぽんた》って言ってたよ

でも 父ちゃんは 《チョロ》って言ってたなあ」





ぽんた・・・に・・チョロ⁉️・・何だそれ⁉️




「みんな 好き勝手に呼び名を付けてたんじゃね❓」




「・・・えっ⁉️・・・サトシって 幾つなの⁉️」





「サトシ おまえ何歳だ❓」





「ふえっ⁉️・・・何しゃい❓・・あっ・・歳か⁉️

歳はねえぇ〜〜・・えっとねえぇ〜〜・・

うんとねえぇ〜〜・・・しょうらなあぁ〜〜

う〜〜〜〜ん・・・わたんない

らってぇ〜〜 しょんなろ 考えた事ねえもん

しょれより 美味えぇぇなあぁ〜〜こでぇぇ〜〜」




口いっぱいに詰め込んだ飯を モグモグさせながらも

皿の上は 出来た時の 綺麗なままだ






ニノやマサキの爺ちゃんって事は

60・・70・・くらいか

じゃあ サトシは 人間でいうと おじいちゃん⁉️





「おいっ ぎょろ目

しょれ 食わねえんらったら おでにくで」




「えっ⁉️・・・それって・・・どれ⁉️」





「ふえぇ〜〜 うんめえぇ〜〜〜〜

ああ〜〜 ぽっぺが 落ちるうぅ〜〜〜〜」




「えっ⁉️ えっ⁉️えっ⁉️」




狼狽える俺を弄ぶように

サトシと 内緒話を終えたニノが

俺の皿の上のエビフライを指して




「翔ちゃん・・それ・・・食ってみ」




ニヤニヤした顔で 指図した





「これは・・・大好物だから 最後に・・・と・・」





「チッチッチッ・・・

翔ちゃん・・その考え 止めた方が良いよ

少なくても ここに居る間は・・・ね・・」




殆ど平らげたマサキが

余裕の笑みと態度で 忠告して来た




「そうそう・・・ここでは・・・ていうか

3番の小屋になった俺らは 特にね

でないと

ここでの1番の楽しみが 苦痛に変わるからね」





んっ⁉️・・・楽しみが 苦痛になる⁉️




「まあ そのエビフライ ひと口食ったら 分かるよ 絶対」





ひと口⁉️・・に 引っ掛かりはしたが

2人の目が (早く・・早く・・)とうるさいので

今夜のメインで

今日のご褒美とも言える エビフライに噛り付いた





「ヴッ・・・なっ・・・何だこれっ⁉️」





立派なエビフライは 食感のみを残して

味も匂いも 全て 失くしていた





「ごちしょうしゃまれした

ああ〜〜 おいちかった・・

見て 見てぇぇ〜〜 腹いっぱいっ‼️」






「お・・・俺・・・の・・・エビフライ・・・」





「ああ・・食った・・・超 美味かったよ」





「はああああああああーーーーーーーーーっ⁉️

何で⁉️ どうやって⁉️

どう考えても 届かねえぇだろっ⁉️ 絶対

そんな ちっこい体で 手も 短えし」





「あっ‼️」



「あ〜〜ら らあぁ〜〜」




俺の怒りと疑問で発した言葉に

いち早く反応した ニノは

ニヤニヤに拍車をかけた顔で・・・

一拍遅れたマサキは 能天気に 手をヒラヒラさせて

俺を見た






「・・・られが・・・ちっせえ・・・らとぉぉ・・」




出会ってから ずっと ふにゃふにゃと

綿あめみたいに 甘く 柔らかい雰囲気だったサトシから

そのフワフワした空気が消え去り

小さかった体は 引率の大人達より 遥かに大きく

肩の上に鎮座している顔は

昔話に出て来た 鬼そのものだった





「うわあああああああああーーーーーーっ‼️」