座敷童子 | mk14ebr 智&翔 わちゃわちゃ

mk14ebr 智&翔 わちゃわちゃ

智くん大好きが引き金で
嵐のお山コンビに希望と願望を募らせた妄想100%のBLのお話しです

BLです 彼らの名を借りた 妄想話しです
ご理解のある方のみお読みください

《良い加減 笑ってみたくて 書きました》








「ああああーーー

もう無理ぃぃ〜〜 もう 帰りてえぇよおぉ〜〜」






揃いの制服姿に一目惚れした俺は

後先も考えずに ボーイズクラブに入隊した

丁度

代わり映えのしない幼稚舎からのメンツに 飽き

ハラハラ ドキドキする 刺激を求めていた所も手伝って

珍しく 活動内容も深く追求しないまま

憧れた制服に手を通していた






「もおぉ〜〜 文句ばっか言ってないで

足動かせよな・・それでなくても 遅れてんだからね」






「だから 俺の事は ほっといて良いってんだろっ

もう 俺は帰るから お前だけ行ってくれ❗️」





しかし

入隊した タイミングが 超 最悪だった

2回目の活動と夏休みが重なり

恒例だという 夏キャンプが 開催され

そして 俺は・・・





「もうぉ〜〜 格好と 口だけは一丁前な癖に

ほんと 情けない奴だなあぁ〜〜

それに 1人で帰れる訳ねえだろっ

途中で 熊に食われるか イノシシに追いかけられるよ」





「ゔっ・・・あああああーーー もおおっ‼️

ああーーー痛えぇぇーーー

俺を歩かせたかったら 肩貸せっ‼️」





同じ歳とはいえ

数年も先輩に向かって 暴言を吐く程

俺の体は 限界を超え

ただ ただ 後悔に打ちひしがれていた





「ったくぅぅぅ〜〜

ほんと 態度だけは 出けえんだから

ほらっ 肩貸してやっから さっさと 立って」





「痛えっ‼️ おまえ もっと 丁寧に扱えよっ‼️

ああーーージュース飲みてえぇぇーーー

ステーキ食いてぇぇーーー

アイスに ケーキ・・ピザも海の幸も 食いてええええーーー」




「ったく うるせえなあぁーーー

ほんと 最悪・・

幼馴染だからって 翔ちゃんの担当になるなんてさあ」




「うっせえぇなあぁ〜〜

ゴチャゴチャ言ってねえで さっさと歩けよ❗️」





そうだ

毎回毎回

家の前をうろつくこいつのカッコ良い制服姿に嫉妬し

マサキが出来るくらいなら 俺も・・も手伝って

入隊してしまったんだ

だから 元を辿れば こいつにも 責任があるから

これくらい・・・




「マサキ 喉乾いた 水 くれ」





「だから言ったじゃん 考えて飲めっ・・て

それに 翔ちゃんに渡したら 全部飲むだろっ 絶対に」




「良いだろっ 俺とマサキの仲じゃん」





「やだよっ‼️

さっさと歩けば 嫌ってくらい 飲めるから

文句ばっか言ってないで 歩いてよ」




「うっせえぇ〜〜 痛えぇぇ〜〜 優しくしろっ‼️」




罵詈雑言を掛け声に

俺らは どうにかこうにか 目的地に到着した





「おっせえぇーーーなああっ

ほんと ちんたらちんたらしてんじゃねえよ」




「ったくぅ ニノはずっちぃーーーなあぁ〜〜

俺1人に翔ちゃん押し付けてさああ〜〜」




そう・・・こいつ ニノも 俺の担当なのに

足枷になった俺を さっさと マサキに押し付け

我関せずの顔で 先頭グループに紛れ込んで行った




《では 各自 部屋に入って荷物の整理をし

18時に 食堂に集まる事・・・では 解散‼️》



掛け声を合図に 一斉に駆け出した先は

くじ引きの所だった


新参者という事で くじ引きを担った俺は



「3番だけは・・・3番だけは・・」


「絶対に3番だけは・・・お願いします・・」



強く願う2人の望み通り

俺は見事に3番を引き当て

ドヤ顔で 2人の元に戻るも

喜んで待っている筈の2人は

暗黒の雲に覆われ まるで 死神が乗っかったみたいに

地べたに蹲っていた




「何だよっ‼️

おまえらの願い通り

3番 引き当ててやったっつうのにさあ

少しは 喜べよ 俺に 感謝しろよ」





「はああああーーー また 3番だよおぉ〜〜」




「何だよ 3番が良かったんじゃねえのかよ⁉️」





「ああーーーまだ居るかなあぁ〜〜

いや・・絶対・・確実に 居るんだろうなあぁ〜〜」




「居る⁉️」




「毎回 帰る頃には慣れるのに

最初は やっぱり まだ 怖えぇぇ〜〜んだよなぁぁ〜〜」




「こ・・・わいって・・な・・んか・・

で・・・る・・みたい・・じゃん・・かよぉ⁉️」





「はああーーー

また 1週間 あいつに振り回されんのかあぁ〜〜」





「2週間・・ね

今年から 2週間に変更されたの忘れた訳じゃねえよな❓」




「わ・・・忘れてねえわ・・」




「おいっ そんな事より 本当に出るのかっ⁉️

ここ・・本当に 出ちゃうのかっ⁉️

いや・・・そもそも 何が出んだっ⁉️

幽霊かっ⁉️ 幽霊が 出んのかっ⁉️」





「まあ・・・見れば 分かるよ」





「いや 無理無理無理

俺 帰る・・・いや 辞める 今すぐ辞める

隊長に言って 親に迎えに来て貰う

そうだ 元々 こんな野蛮なとこ 俺には 向いてねえんだ

俺はなあ・・・・俺は・・・

おまえらと違って エリートだからなっ‼️

ちょっ・・・おいっ・・俺の話し聞いてたのかよっ⁉️

よせっ‼️・・

止めろっ‼️ 離せっ‼️ 止めてくれえぇーーーっ‼️」





見下されたのが 癇に障ったようで

マサキとニノの 2人に羽交い締めにされた俺は

まるで 操り人形のように 扉に手を掛け

ギリギリと 回し

禁断の扉を開けてしまった




ガチャ




「何らあぁ〜〜 また おめえらかあぁ〜〜

相変わらず ビックリちた顔しやがってぇぇ〜〜

良い加減 馴れろっつうの」





部屋には 小さな おっさんが居た