無言のまま 連れられて来たのは
あなたの アトリエ
《 絵 見せてよ 》
誰にも 見せたくない・・・まして 途中の 絵なんか
そう言ってたのに
《翔くんだけだからね・・・・特別だよ 》
嬉しかった
あなたからの 《 特別 》・・・・って ことばで
何度 辛い 夜を 乗り越えられたか
むせる程の 絵の具の 香りと
慣れるまで 少し 時間が かかった・・・粘土の匂い
あなたに 包まれてるようで ・・・・大好きだった
それが 今は・・・・・・苦るしい・・・
「ごめんね 散らかってて・・適当に 座って」
「・・・・・・・」
「翔くん・・・・俺ね・・・・」
「いいや・・・・」
「えっ⁉️・・・・いいって❓」
「なし・・・話なんかないよ
ただ 智くんと 2人っきりになりたかっただけ
だから・・・何も 言わなくて いいよ
それより・・・・抱きしめて・・・・良い❓」
【 だめ・・・・決めたんだ・・・決めたんだよ・・・俺 】
「智くん・・・・」
無言の OK で 良いんだよね・・・・NO じゃ ないでしょ
硬直した様に 立ち尽くしてる あなたを 引き寄せて
両腕に・・・・・
【・・・だめ・・・止めて・・・・】
久しぶりに 抱きしめた あなたは
無感情の マネキンみたいで
その腕が 俺に 触れる事は・・・・ない
「翔くん・・・・」
「言うなっ❗️・・・・言わないで・・・・聞きたくない
聞かない・・・・俺は 何も 聞かない・・・聞かないから」
「・・・・やめよ」
「あああああああーーーーーー聞こえないっ‼️
何も 聞こえないっ‼️ ああああああああーーーーーー」
「こんなの・・・だめだよ・・・・間違ってる
翔くんの 将来に 傷が つくよ・・・だからね・・・」
「あああああああ わああああーーーーーー
わわわああああーーーーーーやあーーーーーーー」
「もう やめよ・・・・無理だよ・・・・普通じゃないもん
翔くんの 家族も 悲しませてしまう
メンバーにも 迷惑かけてしまう
俺は・・・・リーダー だから・・・
リーダーが 間違ったこと しちゃ いけないんだ」
「・・・・・・・やだよ やだっ‼️ やだっ‼️嫌だっ‼️」
「ごめんね・・・俺が もっと ちゃんと 考えてれば・・・
翔くんも 苦しまずに 済んだのに・・・俺が 悪いんだ」
震えてるのは・・・・俺が・・・ じゃない
腕の中の あなたの 震えが 俺までも 震えさせてるんだ
まるで 氷を 抱いてる 様に 冷たいのに・・・・
それでも・・・どんどん 冷たくなっていく
「翔くん・・・・止めないと・・・だめだ
翔くんは これから もっと 凄い人に なるんだ
俺なんかが こんな風に いちゃ・・・・だめなんだ」
腕の中で 繰り返す あなたの 言葉に
ひとつも 抑揚を 感じられない
手に 伝わる 熱が 痛いほど 冷たいよ
「智くん⁉️」
「翔くんは 普通に 結婚して 子供を産んで
普通に パパになって・・・それで・・・
いつまでも・・・・かっこよくて・・・イケメンで・・・
俺なんかが いちゃ・・・・だめなんだ
それで・・・・」
「智くんっ‼️」
「翔くん 頭良いし かっこ良いから
すっごく 良い人と 結婚して・・・それで・・・」
「智くんっ⁉️ 智くんっ‼️」
「俺なんかと 居ても ろくなことないよ・・
翔くんは ・・・・・翔くんは・・・・」
「智くん⁉️・・さ・・・・」
「翔くんは・・・・・あの・・・・それで・・・だから・・・」
何も 映さない ・・・・瞳
壊れた様に 音を 漏らし続ける・・・・口
手を離したら 崩れ落ちてしまいそうな・・・・体
冷たすぎる・・・・
「智くん」
「翔くんと 俺は 違うから
翔くんは ・・・・・翔くんはね・・・・」
「智くん・・・・・見て・・・俺を 見てよ」
決められた セリフを 吐き出すだけ
感情を 失くした ロボットの様に
「智くんっ‼️・・・・・」
呪文の様に 音を 放つ 口を 覆った
硬く 冷たい 体を 抱きしめた
あなたを あなたに 戻すため・・・・あなたを・・・・
・・・・・抱いた