早朝5時、つつじ池へ車を走らせる。
久しぶりにこんなに早起きしたが、不思議と眠気は無く、清々しい気分でハンドルを握った。
……ふと、6年前の事が頭をよぎる。
9月下旬、大慌てで釣具屋にハリや釣り糸を買い、師匠の指導の元で仕掛けを作成。
その仕掛けと桶、計量カップとPBスーパーセットをリュックに詰め込んで挑んだ6年前🎒
クッションはコンビニ一番くじの景品で、一日桟橋で座れるようなものではなかったのも、今ではいい思い出です💦
今日は見習い期間の卒業日🌸
自分の実力が上がっている事を自覚するために、最終回はこれをやるってブログ開始時から決めていました✨
🐟検証🐟
初回と同じセッティングで
頑張ったら6年後に釣果は
どれだけ伸びるのか?
……と言っても、6年前は大半が師匠の借り物。完全再現は難しいので、ほぼ同じもので準備してみました⬇️
【竿】9尺チョーチン→ 凛刀 刃
【浮き】 パイプ→ mineyama5
【道糸/ハリス】1号/0.5号
上 10 ダンゴマスター5
下 50 イヅナ3
【餌】
クワセ…感嘆(池の水作成)
バラケ…スーパーセット単品
工夫の余地は、餌の手水調整と下ハリスの長さくらい?
この縛りでは甘いかなと思い、6年分のハンデ(?)として上のハリスは3本、下のハリスは5本のみ用意しました。(※6年前は20本)
残機が無くなったらゲームオーバーです。
到着は6時前🕕
今日はあちこちでイベントをやっているから空いていると思ったのは甘かった💦
桟橋片面、ほぼ埋まってる〜!!
幸いにも入りたかった釣座が空いていたのですぐさま桟橋へ突入します💨
席を取ったらナニワへ駆け込みスーパーセットを購入することに👛
餌、高くなったなぁ💦
桟橋へ戻ると、途中で見覚えのあるアロハシャツの若者が立っている。
まさかのノーダ君登場🌺
偶然遭遇したノーダ君、入る場所が決まらず困惑していたので私の隣へご招待✨
久しぶりの再会、ノーダ君はどうやら話したい事が沢山あるようだ。年上として悩み事相談に真摯に向き合わねば!
こうして、ノスタルジックな最終回になるはずだった今回の釣行は、気付けば
「教えて!maki姉さんのお悩み相談室」
へと変貌したのである。
(カウンセリング約9時間。内容は流石に省略)
餌の準備をする前に朝食のおにぎりを頬張っていると、ノーダ君の知り合いのこれまた若いお兄さんがやってきた。
彼も私の隣に入ることに。
……んんん!?
両側に若いお兄ちゃんだと!?
これが世に言う、両手に花という事かー!
片方の花は……ハイビスカスかな?🌺
食べ終えて餌作り。
今日はスーパーセットの単品✨
スーパーセット300 水100
混ぜてからさらにスーパーセット100
とりあえず、タッチはいい感じ✨
次はクワセ餌の感嘆🥄
久しぶりすぎて計量の時点で苦戦💦
手押しポンプも久々参戦します。
さてさてどうなる?
久しぶりのチョーチンセット。
繊細なアタリ、久しぶりに取れるのか!?
期待と不安が交錯する私の心。
そのもやもやは、想定外の形で晴れることとなったのである。
ずどーん!!
繊細のセの字もないほどの強烈消し込みブラジルアタリに腕が持っていかれた。
6年で地球温暖化が進行したのか、池の中に秋は一切感じられなかったのである🌻
これは6年前の記録(師匠のサポート込みで10枚)を超えるのはそう難しくないと悟った。
ノーダ君のテンポに並走するのは至難の技かもしれないけれども💦
ノーダ君と比べると、とにかくスレが無くてセンターばっちりで浮上する私のヘラ🐟
小型、細身なのは餌のせいかな?
いいぞ! いいぞ! ノーダ君✨
スレも多いがとにかくぶっちぎりで竿を曲げております🎣
昼ご飯の麻婆丼が届きました🍱
辛い刺激で午後からも頑張るぞー!
ヒーヒー言いながら麻婆丼を食べる私の横には、プロテインを摂取するノーダ君。
ザバスのシェイカー、桟橋で初めて見たよ💦
12時59分、及第点ラインのツ抜けへ🐟
釣りながらハリスを3センチ刻みで試していく。40センチ未満だと反応が激減したので、今日は45センチが良さそうだ🎣
ノーダ君、良型ヘラゲット✨
彼の手が大きくて、ヘラが小さく見えてしまう……彼の悩みの一つなのだそう🖐️
持ち方で工夫できるのかな?
残りあと下ハリス一本!
イヅナが曲がるか、餌が無くなるか……最後までやり切ります✨
6年前は訳のわからないままこのセッティングでやってみたけれど、体感としては渋くても釣れる可能性が高い……というか、渋い方が効果を発揮するのかなと思いました🎣
また、イヅナは厳寒期のセット釣りでお世話になっていたハリですが、活性高い時のつつじ池で使うと、どんどんハリが曲げられてしまう事にも気付きましたね〜💦
ノーダ君も私も25枚! 同じだね〜🐟
うん。6年前の倍以上釣れた✨
トラブルが無かったし、スレが少なめだったのも成長の証かな?
さぁ、そろそろ片付けて帰りますか🌆
竿を竿袋に入れながら解体していったところ、何故か最後にしまおうとした穂先が真っ直ぐではないことに気づく私。
穂先の先の道糸を辿って見ると、池の中!
何かの拍子に仕掛けが入水してしまい、付けっぱなしの感嘆にヒットしたという🐟
このままでは穂先ロケット不可避だ🚀
(私の迅くんが危ない!)
「あぁぁぁぁぁ!」
「おぉぉ落ち着いてください!
ゆっくり竿を組み立てましょう!」
そーっと、そーっと竿を組み立てた。
まだまだ魚はついたままのようだ。
ゆっくりと浮上させてみた。
センターバッチリだった。
「…………」
「………ごめんね(笑)」
ノーダ君、一日お疲れ様でした✨
師匠の反応についても紹介しておこう。
釣行日の二日前、出張先から帰ろうとしたところで師匠からメッセージが届きました📩
釣りとブログ双方の頑張りを認めてくれたような、そんな内容でした✉️
とても目に熱いもの感じながら、その場でこれまでの事を振り返っておりました。
数々の苦難を振り返ると共に、気付けば目にはうっすら一粒の水滴が……
……いや、違うな。
野良猫に捕まって車に乗れなくなって、1人寂しく駐車場で座っていたんだった。
夜風が目に染みる〜! 花粉症が〜!!
私の職場といい勝負で自然豊か、夜ではあまり車も通らないこの出張先で、私はおよそ30分この猫と運転席の取り合いをすることになったのである🐈
私、魚の釣りすぎで魚の臭いがするのかな?
6年間、本当に色々な事がありました。
勇気を出して、各地に1人で乗り込み、たくさんの出会いがあり……そして多くの方々に育ててもらえました。
楽しい経験が沢山できました。
釣りの腕は勿論の事、狭い界隈で日々過ごしている私にとって、経験豊富な年上の方々からの教えは、人としての成長に繋がりました。仕事のスキルアップにもなりました。
本当にありがとうございました。
また、ブログ開始時に比べて女性人口もずいぶん増え、中京の釣り場でも女性を見かける事がそう珍しくなくなった現在。
それでもなお、このデキンボへら女makiを気にかけて応援してくださった心優しい方々に感謝御礼申し上げます。本当に本当にお世話になりました!
皆様との別れが大変心苦しいですが、これにて、6年間の修行報告書を書き終えたいと思います📝
駆け出しへら師の
雑記帳
(完)
最後までご愛読いただき
本当にありがとうございました!
by maki