眠れないまま朝を迎えた。






だいぶ楽になった気がするけど

まだ思う様に動けない。








こんな姿は出来れば旦那に見せたくない。








こども達が学校に行く時間が過ぎたのを確認して

とりあえず携帯から電話してみた。







さすがに会いたくないなんて言えない。






昨日は手術に付き添ってもらって疲れているだろうし、今日は一日ゆっくりしててと伝えた。



加えて私自身も、あまり眠れてないからと。









そう言うと

旦那は顔を見ないと心配だし

逆にゆっくりできないと

半分怒っていたけど渋々納得してくれた。










それもそのはず。







どうやら昨日、朝10時に手術が始まり

11時間後の21時を過ぎたあたりで

手術が終わったと伝えられたらしく。







手術前の説明では朝10時手術開始の

5〜6時間後の夕方4時には手術終了と聞かされていたから。








待合室から一人、二人と

十数名いた手術患者の

付き添いの家族の方々が

徐々に呼ばれて出ていきあんな

広い待合室で

旦那ひとりで待っててくれたらしい。 







手術終了のランプと番号が

いつになっても点灯しないので

かなり不安だったと

話してくれた。








何も情報がないまま、夕方も過ぎ
日がしっかり沈んだ頃に
お義母さんも待合室に
顔を出してくれたそうで心配掛けてしまった。







申し訳ない気持ちと同時に
手術が10時間以上もかかったことに
動揺しかない複雑な気持ちになった。