風
凄い勢いで風が吹いている
気持ちが良いくらいに
私は多分、恋をした
今、窓の外を吹き荒れている
突風のような人だった
ある日突然、私の前に現れて
そして、心だけを奪って鮮やかに消えていった
幾つもの印象深い思い出を残して
キラキラとした少年のような瞳
見つめると空に吸い込まれて消えてしまいそうな笑顔
私の髪に触れる、柔らかくて優しい手
もしも時間が巻き戻せるのなら
もう少し、側で触れていたかった
今、彼は何処で何を見ているのだろう
アナタの場所からは
私と同じ星が見えますか?
もし、もう一度逢うことが出来たなら
今度は決して迷わない
叶わぬ願いなら
どうか暖かく幸せな人生を歩んでくれますように