印象に残っている質問回答を2つ
Q.差し支えない範囲で、支援学級相当or支援学校相当の目安を教えてください
支援学級 / 小学校の校長先生
通うことになればどの子も実態に合わせて支援していきます。ただし、つきっきりでの対応は難しいので、手厚いサポートが必要であれば特別支援学校が良かろうと思います。仲間との関わりで成長を望むのであれば支援学級が良いと思います。親御さんが何を望まれているのかが重要です。
A特別支援学校 / 校長先生
学年によりますが、支援学校に来られるお子さんの半数は地域の小学校でも十分にやっていけると感じており、その目安は3つです。
- 指示を理解できる
- 集団を意識できる
- 座っていられる
もちろんお子さまの特性により一概には言えませんし、この3つが揃わないと支援学級にいけないというわけでもありません。
ただ、どの子も地元の小学校でみるというのがインクルーシブ教育の基本なので、迷われる方は支援学級へ就学することをおすすめします。支援学級から支援学校への転籍はなんとでもなりますが、逆はとてもハードルが高いです。
どちらの校長先生も、オムツが外れているかや発語の有無には言及されませんでした
しかし、教育現場での「個別的な配慮」の明確化は難しく、どこかですべき線引きを学校間で連携・共有されているようには思えませんでした
どんな子も親と学校が協力できない環境で成長するのは大変です
健常児に比べて、信頼して入学できるかどうか、お見合い(就学相談)の場があるのは恵まれている気もします
Q.教室の扉の鍵はどのように開閉管理していますか?/教室内の水道で遊びだしてしまう時の対応は?
A特別支援学校
教室の鍵は先生が管理しており、安全のために閉めることもあります。
水道もすぐ元栓を締めれます。
切り替えが難しい時の選択としては身近な手段です。
B特別支援学校
鍵を閉める・元栓を締めるというよりは、その行動に至る欲求の原因を探ります。
一時的なものであれば発散させた方が集中力や安心感が得られますし、飽きてしまったのであればもっと興味の持てる内容に変更したり、刺激が欲しいのであればイガイガボールを握らせたり、落ち着かないのであれば荷重膝掛けをかけてみたり、課題時間だけ別室で受けている子もいます。
A校は閉めることも選択肢として考えておられ、B校は基本的に閉めないというスタンスのようでした
これは児童数に関係した対応の違いなのかなと思います
次男は最近、療育園で逃避行動としての脱走より追いかけられたくての脱走が頻発しており、欲求の原因が明らかな場合は「ならぬものはならぬのです支援」もお願いしたいなぁと考えることがあります
試行錯誤の1回目が事故になる可能性もあります
少人数教育はクラスメイトとの相互影響も大きくなるかと思いますので(子ども同士の相性が悪かった時に逃げ場があるかどうかなど)、その辺も対応の違いが生まれそうです
そのほか支援学校の特色を比較したくてした質問
- 先生と親との連絡手段や頻度
- 子ども間トラブルへの親同士の関わり方に対する学校のスタンス
- 通学手段の選び方や許可基準
- 遊びの指導や生活単元学習における個別の配慮の具体例
聞きたいことは聞けたと思いますが、「親御さんの希望を最大限尊重」がプレッシャーです
希望かぁ…
療育園に入園するときも思いましたが
本当に余裕がないときは、どうするのが次男のためかなって考えるより、預かってくれてありがとうございますという思いの方が強くなります
ただ心配なだけで、希望っていう希望はないんですけどね