自閉症児の次男について振り返りをしています。
2歳9ヶ月~3歳頃の話です。

療育園には通えないわ加配制度はないわ、踏んだり蹴ったりですが年少クラス進級まで時間がないので出来ることを探しました。

次男の負担軽減はもちろん、預かってもらう保育園の負担軽減のためにも、並行保育の代わりに言語リハと個別療育を組み合わせて保育時間の短縮を図りました。



日常の様子


  • 発語はなく、まわりからの指示も入らない
  • 共同注視ができない
  • 断乳できない
  • 踏切音を聞き続ける

 ▲家では常にこのおもちゃが鳴っている状態) 


  • エスカレーターを何度も上り下りする
  • 蛇口から水を出し続ける
  • 思い通りにいかないときに頭を打ち付ける
  • 感情のコントロールができず泣き叫びのたうちまわる
  • 車の窓から物(靴や服を脱ぎ)を投げる
  • 兄を噛んだり叩いたりする
  • ご飯が気に入らないとお皿を投げる
  • 夜眠らず騒ぐ
  • 食事、半介助
  • 洗面所、排泄、入浴、全介助
  • 衣服着脱不可


個別療育開始


ネットで調べた民間療育機関のコペルプラスさんに連絡し、体験を経て契約しました。片道40分を週2回通いました。

余談ですが、通所受給者証の発行時も自治体との相性の悪さを痛感しました。福祉課よ、お前もか…



言語リハビリ開始


リハ開始にあたり、児童精神科からリハビリ科のある総合病院小児科へ転院しました。

この先生に診てもらえたことで事態はかなり好転します。


医師はまず、夫が連れていってくれた際の待ち合いの様子だけ見て「お父さんよく連れてきてくれました、この子は本当に大変だと思います」と一言。


そして、この地域の発達障害のお子さん400人を診ているというその医師は、淀みなく今後の流れを示してくれ、特別児童扶養手当の申請と療育手帳取得に向けて動き出しました。


このあたりの案内の違いが医師によるものなのかはよくわかりませんが、児童精神科に半年通っていたからこそすぐに診断がおりたように思います。通院歴がなければもう少し時間がかかったのかと。

色んな遠回りがあったけど、せめてこの点は無駄じゃなかったと思いたい。



特別児童扶養手当診断書


新版K式 DQ54(言語社会は43)


2歳11ヶ月で「中等度に近い軽度知的障害がある上に、典型的な自閉症があり、こだわりが強い。ことばはなく、生活はほぼ全介助で危険もわからない。養育は困難である。」という評価でした。


知的障害が軽度だったことで、自閉症スペクトラム障害の重さがより際立った印象でした。



療育手帳取得


手帳を持つことにためらいはありませんでした。

持ってた方が話が早いだろうし、次男に必要な支援を受けるためには話の早さが重要だと痛感していました。


田中ビネー式 → IQ算出不可

KIDS乳幼児発達スケール → DQ44

(発達年齢1歳4ヶ月/生活年齢3歳0ヶ月)


B1等級 中度知的障害

「指示は通りにくいが大人とのコミュニケーションは取れている。」という評価でした。