重度知的障害のある自閉症児の次男(特別支援学校小学部1年)、絶賛学年閉鎖中です。
学年閉鎖中に開催された個別懇談では、1学期に引き続きたくさん写真を見せていただきました。遠足、発表会、授業中、給食中、休み時間、誰だろうこの生き生きしている子は。
算数国語は、パズル系が主。物足りないんじゃないかなぁと思うのですが、授業の組み立て方などの先生の専門領域には口出しすまいとお口にチャック。次男は、勉強系では特に、ゼロ100思考強めだと感じるので授業意欲を持続させるだけでも大変だと思う。大好きな図工は積極的で自分らしいやり方で楽しく取り組めている様子。めちゃくちゃ褒めてくださる、先生のその着眼点が素敵です。
トイトレは変にポーズだけ上手くなって要領よくこなす一面(取り組んでる風を装うもののズボンを下ろしていない、とか)が見られたため、小便器でスタンバイから便座に座るスタイルに変更になりました。座り続けるのにお助けグッズ/電車系が必要だけど、初成功を目指してコツコツ積み重ねてくださっています。
2学期の当番は挨拶係。毎日の同じセリフは言えるようになったそうです。始めます、終わりますの区別はついてないけれど、先生のお助けハンドサイン(手話)を見てしっかり声を出しているそうです。発表会のときも思いましたが、「自分の役割」を自覚すると頑張るんだろうなぁ。役割自覚を家庭で育むのはかなり難しい次男なので、学校様々です。
給食は一時全く食べず周囲を悩ませましたが、避難訓練で食べた非常食アルファ米が何かのスイッチを押したようで、その後1口トライの成功率が上がってきています。担任の先生では難しい場面も補助の先生だと指示に従えているそうです。
これに関して「近い人ほど甘えから我慢が利かない」という見立てが主流かと思うのですが、私としては「舐められてる」てことですよねという思いしかないです。甘えられる場所として他害を受け入れるなんて、自分も嫌だし他人(支援者さん)にもさせたくない、普通にふざけんなよって思う。殺意を覚える時もある。
おっと。黒い心がはみ出してきた。
学校での他害は担任の先生への拒絶のひっかきで、癇癪っていう癇癪はないそうです(ひっかきも早急にやめてほしい本当に申し訳ない)。脱走は全くなく、多動も気になるほどではない。こだわり面では、水道への執着が少し強いとのことでした。
お友達への他害がないことにほっとしました。むしろ「賢い」と褒められて、意味がわからなさすぎてとりあえず笑っときました。他害だけは、いつも祈るような気持ちで確かめます。あるかないかで雲泥の差。
新発見は、「服を畳める」こと。なんなら入学時からだそうで、知らないだけでいつの間にか成長していることは他にもあるのかもしれないです。
成長、成長、成長、、、もはやどうでもいいと思うときが多いからこそ小さな変化に驚かされる。
時を同じくして相談支援のモニタリングがありました。
次男に対しては自分でも心が離れていってるのを感じており、何をしゃべったのか全然覚えていません。ただ、前回チラっと問い合わせていた短期入所の具体的な情報をもらえたので、年明けに詳しい話を聞きに行きます。施設は遠く、利用者は溢れていて入り込む余地がない。それでも0を1に進めなければ。
記録
睡眠
中途覚醒1日2回がデフォになりつつある。入眠時間は安定している。
癇癪
何一つ改善していない。号泣奇声のボリュームが大きすぎる。床や壁の踏み鳴らしも多い。一番の不穏原因は弟の存在そのものなので引き離すしかない、けど弟が寄っていく(メンタル強すぎ)ので常に修羅場。
他害
家庭内暴力が激しすぎて最悪。
自傷
頭突き再開。爪噛みが始まった。
脱走
脱走はしないがフラフラフラフラしてるし、帰宅拒否が強い(帰宅しても車から降りず籠城している事が増えた)。
言葉
よく使う単語やフレーズ発語のみ。何でも色で表現する傾向にある(ケチャップは赤、踏切は黄色と黒)。会話不可。
偏食
あれだけ好きだった麺類や納豆に見向きもせず、おにぎりと唐揚げとお菓子で生きている。給食では牛乳がお気に入りらしい。
着脱
家の中では裸族。要求に対して「まずは服を着ろ」と返し続けているとその指示には従うようになった。
排泄
尿意を教えてくれるようになってきた。ような気がするけど期待込みなので実際はどうだろ。排尿の一回量が多くて「たぷたぷ」とか自分で言ってて笑う。
社会性
外面めちゃくちゃいい。でももう、私と二人でお出かけは無理。交差点でひっくり返ったり駅構内で服を脱ごうとしたり噛まれるし蹴られるし叩かれるしひっかかれるし、同じシチュエーションで同じ指示の出し方をしても夫と私では拒絶反応の激しさが全然違う(私は舐められてる、実際外だともう敵わない)。散歩中「こんにちは~」って言うけど相手の反応は気にしてない。




