前回の続きです。






ブレスとともに、バックルも進化しています。


1970年代の時計は、この形。

グランドクオーツのバックルです。

はめるのに、少し力が要ります。




バックルの裏の爪に、ブレスの端を押し込んでいるだけなので、外れることもありました。




しかし今のバックルは、両側にボタンがついたワンタッチ式がノーマル。

1990年代に一般化したと思います。


当時買った、セイコーAGSのバックルがこのタイプでした。簡単に装着できて感動したのを覚えています。




そしてバックルの長さもコンパクトになりました。

こちらはGSのバックル。



バックルが小さくなったことで、バックル全体に占めるロゴの割合が増えました。



バックルも、地味に進化しています。

それはブレスかもしれません。





今のブレスは、コマが厚めで、エッジがしっかり面取りされてます。


私の手持ちだと、GSのブレスが代表例。

コマの厚みは4mm程度。





一方で、手持ちの古い時計はどれもコマが薄く、エッジの面取りが甘い。


キングクオーツ(1976年10月製造)




タイプII (1979年1月製造)




ロードマチックスペシャル(1975年2月製造)




どれもそうです。


実際に着けた感触は、今のブレスがすこぶる良好。

でも古いブレスには、着けていてなんともいえない味を感じています。



実はブレスも、確実に進化しています。





今朝はかなり肌寒かったです。

ビジネス秋時計、遂にこちらの出番。

黒のグランドセイコー、SBGX061です。




この漆黒文字盤の時計、暑い日には着けようと思えません。ようやく着けたくなる気候になってきました。



久々に着けると、やっぱり引き締まります。

これから着用機会が格段に増えそうです。