「壁と卵」 | いつもSEDUCTIVE
「壁と卵」とは、


ご存知、村上春樹氏のエルサレム賞の受賞スピーチです。


紙面で読む機会があり、今日はそのことについて。



私は春樹信者ではありません。


(どちらかというと、龍信者です)。


彼の作品をきちんと読んだことがないというか、


正確に言うと、


有名ドコロ(カフカやノルウェーの森)を何冊か読もうとして買ってはみたけど、


どうしても読めなくて数ページで挫折してしまったタイプですあせ



なので、


この人の何がそんなに魅力なのかなーってずっと不思議に思ってました。


でも、このスピーチを読んで考えが変わりました。



春樹はスゴイきらきら



ファンには嬉しいであろうこの原文(モチロン和訳のほうです)を、


なぜ関心のない私が読んだかというと・・・


先月知り合った方の勉強会に参加させていただいた際、


「受賞スピーチを読み、共感ポイントにマーカーする」


という課題が出たんです蛍光ペンで線引き(赤)


私が引いた箇所はけっこうありました。


・・・ビックリしましたおおー


作品に共感して、作家さんの感性や人柄を好きになるということはあっても、


作品を読んだことのない(読めない)作家さんの言葉に


これほど感銘を受けたのは初めてだったので。


(そして個人的に、背中を押された気もしました)。



以下、私が抜粋・要約したものです。


(本来のものとニュアンスが変わってしまっていたらスミマセンあせ)



『「卵」とは人間、「壁」とはシステムのこと。


私たちはそれぞれひとつの卵で、


それぞれにとっての硬い大きな壁に直面している。


この壁とは、本来私たちを護るべきはずのもの。


けれど、時にそれは独り立ちして、私たちを殺し、私たちに人を殺させる。


大きな壁を前にして、私たちに勝ち目はないように見える。


でも、もし勝ち目のようなものがあるとしたら、


私たちが自らの、そしてお互いの魂のかけがえのなさを信じ、


その温かみを寄せ合わせることから生まれてくるものでしかない』。



このスピーチを受け、現地の方たちはどんな感想をもったのでしょう。


また、大小の差異はあると思いますが、


これは世界中の人にあてはまるロジックでもあるような気がしました。


・・・・・・奥が深いです。