今回は従来型英検と英検S-CBTのメリット、デメリットについて。
あくまで個人的な見解です。
従来型のメリット
①従来型は1次試験から2次試験の間に約1カ月の期間があるので、
その間に2次試験の準備ができる。
②従来型の2次試験は録音ではなく
試験官と実際に対面し、試験官がその場で点数をつけるので、
顔の表情や、ジェスチャーなど
「コミュニケーションを取ろうとする姿勢」も見え、
印象がよければ加点してもらえる可能性がある
のではないかと思います。
試験官をやったことがないので実際のことはわかりませんが、
3級から1級まで実際に受けて、
ボロボロでも意外と評価してくれるんだ!
と感じました。
受験者の緊張を和らげるために、かなりにこやかに
接してくださる試験官の先生方もいらっしゃいます。
逆にまったく無表情な方も…
どんな試験官にあたるかは運ですけどね。
英検S-CBTのメリット
①すべて1日で済むところ。
従来型では1次試験、2次試験と二日間、
日程をあけていなければなりませんが、
S-CBTの場合すべて1日で済ませられます。
結果がでるのもその分早いです。
②日程の選択肢がかなり多いこと。
予約制ですが、ほぼ毎週土日、平日にも開催されています。
従来型英検と同様に第1回~第3回まで分かれていて、
それぞれの期間中に2回まで
(年間、合計6回まで)受けることができます。
※無限に受けられるわけではありません。
③タイピングが得意な人には有利
手で書くことは苦手で
タイピングは得意という人にとっては、
S-CBT一択ですね。
英検S-CBTのデメリット
①受験日までに4技能すべて準備していなければならないという点。
1日ですべて済ませられるのはメリットでもあり、デメリットでもあります。
②録音することに慣れている必要がある。
自分の話す内容を録音するということ自体に慣れている必要があります。
今はスマートフォンが普及しているので
録音も録画も慣れている人が多いかもしれませんが、
録音が苦手な人は、従来型で人と話す方が実力を発揮できるかもしれません。
③コンピューターの操作が必要な点
従来型と違ってコンピューターの試験は
あまり受ける機会がないと思います。
試験前に操作の練習をする時間があるはずなので大丈夫だとは思いますが、
慣れていないと難しいかもしれません。
以上、従来型英検と英検SーCBTの
メリットとデメリットを考えてみました。
どちらを受けるにしても、
「受けること」そのものが勉強になるので、
力試しのつもりで怖がらず受けてみてください。
たかが検定試験です。
たとえ落ちても、失うものは、受験料だけです。
人生を左右するような試験ではありませんからね。
気楽にいきましょう。