こんにちは、院長の松林です。
新型コロナウィルス感染拡大防止のため福岡も緊急事態宣言下ですので、当院でも診療時間の短縮や臨時休診などで予約制限を行っております。
当院の待合室はすべて完全個室で、患者さん同士が顔を合わすことは決してありませんが、入替時の換気や消毒などのために時間を要します。
また、時短や休診は急遽決定することもありますので、お電話をいただいても不在のこともあります事をご了承ください。
ウェブ予約や私へのメール相談は随時受け付けていますので、そちらもご利用ください。
さて、不要不急の手術は制限させていただいており、以前のモニターさんの写真整理をする時間がありますので久々に症例写真を提示します。
当院では以前から多かった豊胸術ですが、最近はバッグ豊胸以外に自己脂肪注入豊胸もかなり増えています。
そしてその両者を組み合わせた方法も増えています。
以前はバッグが挿入されている周囲に脂肪を注入するのはナンセンスと言われていましたが、経験豊富な医師が適切な手技で行えばかなり良好な結果が得られます。
両者を同時に一度で行うことも可能ですし、先にバッグを入れてその後に脂肪注入、あるいはその逆というのも可能です。
それらをハイブリッド豊胸と言います。
今回のモニターさんは、3年ほど前にバッグ豊胸を行いました。
１８５ｃｃのコヒーシブシリコンバッグを筋膜下へ挿入しました。
Ｂカップ弱からＤカップになって、柔らかさもあり、ご本人は満足されていました。
その後、痩せたためかバッグの縁が少し触れたり、谷間やデコルテ部分の肋骨が浮き出て見えるようになりました。
そこで、今回脂肪注入豊胸術を追加しました。
以前のバッグ豊胸の術前です。
術後3か月です。
触感は柔らかく、仰向けで寝ても横に流れるバストになっています。
離れ乳なのは元々の胸郭によるものです。
その後2年ほど経って、直後よりも肋骨が浮き出てきたとのことで、脂肪注入を行うことにしました。
今回のハイブリッド豊胸の術前です。
ハイブリッド豊胸の術後です。
デコルテも谷間の肋骨の浮き出てたのが目立たなくなり、バッグの縁も触って分からなくなりました。
脂肪の採取は太もも全体から行っていますので、脚は細くなり、バストはもう１カップ程度も大きくなるのでメリハリのあるスタイルを求める女性には一石二鳥ですね。
ちなみに寄せたときの様子です。
なかなか良さ気でしょう♪
脂肪注入に関してですが、脂肪の採取・作成にも種々の方法があります。
脂肪吸引自体も、吸引圧を下げて丁寧に吸引することによって脂肪細胞が壊れずに生着率が上がると考えています。
熱や超音波を用いて吸引するベイザー™などの器械は、脂肪吸引のみの施術には良いでしょうが、吸引した脂肪を注入に使うのには適していないと考えます。
また、吸引した脂肪を遠心分離器を用いて抽出する方法が一般的ですが、これも遠心分離することによって脂肪細胞(SVF=脂肪吸引組織由来細胞群)が壊されたりオイルシフトが多くなってしまうので、生着率が下がると考えます。（最近、アメリカの論文でも発表されました）
コンデンスリッチファット™やセリューション™などは却って生着率を下げている可能性もあります。
私は20年前から基本的には同様のオーソドックスな方法で行ってきて、生着率もかなり良いと思います。
実際に患者さんの満足度がとても高いですから。
バッグ豊胸で2～3カップやそれ以上アップさせて脂肪注入を併用するというハイブリッド豊胸は、巨乳～爆乳にしたい方にとって最強の方法だと思います。
もちろん控えめサイズのバッグ（100～120cc）に脂肪注入を併用するという方法であれば、どんな人に触られてもバレない美乳バストにすることも出来ます。
ハイブリッド豊胸は手術する範囲が広いので手術時間も長くなりますし、術後の痛みもそこそこありますが、従来の豊胸で満足しなかった人は是非検討されてみてください。
ただし、美容外科手術は不要ではありませんが不急です。このコロナ禍が落ち着いてからにしましょう。
現在メディカルアートメイクのアイラインとリップのモニターも募集しています。
また、当院始まって以来の『ご紹介割引』も好評です。かねてから大変ご要望が多かったためにお応えすることにしました。
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