一昨日の夜、呑みながらヘナロ・エルナンデスの動画を何となくハシゴしていた。
前にも書いたので、あまり書くことはない。
僕が、日本人が戦う世界タイトルマッチでも、時に(かなり頻繁に)相手の外国人を応援してしまうようになったのは、この人のこの試合のせいだ。
この試合から受けた衝撃は、海外ボクシングへの興味、憧れというだけでなく、古今東西を通じて最も好きなボクサーであるファン・マヌエル・マルケスとアレクシス・アルゲリョに、メキシカンのボクシングに惹かれていく道筋になっている。
ひょろ長い髭のオッサンに見せつけられたジャブと左ボディと左のコンビネーションと頭付け合ってるのに打たせずに打ちまくるテクニックと、紳士的な試合運びと闘争心が融合されたボクシングの粋が、まわりまわって僕をベガスにまで連れて行った。
マルケスと話すためにちょっと前に始めたスペイン語で、いつか挨拶したかったな。
さようならヘナロ、僕に本物のボクシングをありがとう。