今はっきりとわかること。

 

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録画してあったカンブリア宮殿を見た。

サイボウズの特集。

 

ブラック企業だった、と言う話は有名だったけれど、その時のストーリーが心に刺さった。

 

従業員が次々に辞めていく最中での当時の人事を担当していた方のセリフが。

 

 

会社の売り上げを上げることは難しいかもしれませんが

従業員がここに勤めてよかったって思うようないい会社を作ることはできます。

いい会社を作りませんか?

(正確ではありません。おぼろげな記憶なので意訳です)

 

 

そして、

社長がやったことは、社員の声を聞くことだった。

自分の言いたいことを一旦飲み込んで。

全部聞いた。

 

耳で聞くだけではなくて「受容」したんだと思う。

そしてそこから離職率は激減し、売り上げも上げていった。

 

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社長の受容が、サイボウズの運命を分けたんだと思う。

すごい勇気とすごい忍耐だっただろうなぁー。

すごいと思う。すごく尊敬する。その勇気に。

 

そして、その勇気の先に、思いもよらず

楽で幸せな環境を手に入れたんだろうな。

(楽ってのはサボるって事ではありません。寄り道や回り道や力業が不要になるって事。)

 

 

 

 

振り返れば40数年の人生の中で

異なる立場の人たちによる意見のぶつかり合いの時に

自分の意見を一旦置いて、相手の意見を受容する事ができている場面に出会えたのは

おそらく両手で足りる程度。

いや、片手で足りるかもしれない。

 

それぐらい自分も含めて

みんなが自分の今の状態を守ろうと、本能的に身構えている。

 

 

だからこそはっきりとわかる。

 

身構えるのをやめたら

事は大きく動く。

問題は消失し、ワクワクするチャレンジに変わる。

 

やめることはできなくても

自分が身構えていることに気づけたら、それは大きな一歩。

見える景色がどんどん変化していくのだ。

 

 

大丈夫

誰もあなたを搾取しないし

誰もあなたを裏切ろうなんて思ってない。

本当は誰もが自分と周りの幸せを願って日々生きてるだけ。

 

だから、その甲冑を外してみるといい。

槍の代わりに、花束が差し出されるはず。

 


 

私は、そんな社会が見たい。

そのためにできることをやるのだ。