ギャンブル依存性になる人は、もっとだらしない人だと思っていたので、私も最初認められませんでした。

イメージとしては、仕事をしていない、朝からパチンコや競馬、休みも一日中帰って来ない、毎日奥さんにお金をせびる、見た目もだらしないなど、こんなふうかと思っていました。

夫は、仕事帰りや休日たまにパチンコに行く程度で、仕事を休んで行くのは、ありえないほど仕事人間でした。身なりも持ち物もきちんとしているので、依存性だとは誰も信じないし、私も騙されていた人の1人でした。

でも、自分で認めた時は、行きたくないのに行ってしまう、どうしようと泣いていました。会社帰り迎えに行こうかと言いましたが、私も仕事と家事があるので迎えに行けませんでした。

そこで、毎日会社を出る時に今から帰るとLINEを送りたいと夫が提案して来ました。

本当に会社からなのかわかりませんが、本人の気が済むならと、そうしました。

依存症の人は、さらっと嘘をつきます。そして、嘘を重ねます。普通の感覚の持ち主ならこれが相当腹が立ち、裏切られた感がハンパないです。何を信じたらいいかわからなくなります。

でも、本当に病気なんだと認めてからは、行きたくないのに行ってしまうのも、嘘をつくのも病気なんだと少し気が楽になりました。

ただ、お金の心配をしなくてはならないのは、また別な話です。