※中絶や障害などについての表現があるので不快や不安に感じる方は自己責任で閲覧お願いします。

今回は人工中絶の処置についてや死産後の事が詳しく書いてあるため、不安に思う方や苦手な方は御遠慮下さい。




続きです。







19:30 

夜の検温では36.6℃。特に症状なし。抗生剤やりながら娘の全身にポンポンと保湿クリームを塗ってあげる。


より一層娘を近くで見て触って感じて、手が超綺麗(私に似てると思う🤪)あんよもすごく綺麗(パパ似かな?)

唇がちゃんとムニってなったり、おててつないだり、頭なでなでしたり肩はしっかり硬かったり。



本当にとにかく全身どこもかしこも可愛くて可愛くて愛しくて、尊くて、



本当にどこにも行かないでって、思ってしまった。



ボタボタ涙落として鼻水垂らしながら1人膝に乗せて塗ってあげた。



叶うなら思い切り抱きしめてチューってしたい…




20:00 

段々寒くなってきたので電気毛布を強くする。20G刺入部なのか接続が悪いのか血が漏れてて針を抜いてもらう。

取り直ししようと試みるけど22Gも刺さらなくなってしまい、夜中の抗生剤は抜き差しになる。



次の入院どうしよう…(切実)



21:00 

電気毛布強くしたままとりあえず娘とベッドに入る。初めて一緒にねんねだね。んーちょっとじゃわじゃわするの気の所為?


22:25

記録打ってる間喉つわりが辛くて気持ち悪い。

隣で一緒に寝てる娘には申し訳ないけどちょっとだけギャッチアップさせて頂く。

私の悪阻は終わりませんか?パパにおやすみなさいのLINEしたけど既読にならず、寝たか無視されてるかどっちかだな。



以降2時近くまでなんやかんや眠れない。ハイになってるのか悲しいからなのか具合悪いからなのか全然分からんがとにかく眠いのに眠れない。



9/18



3:30 

抗生剤の抜き差しで起きる。

娘の保冷剤変えてもらう。良かったね。



4:00位?



具合悪い中見た夢。



隣に娘が寝ているのにどんどん娘が腐っていってしまう、それを止められなくてどうしよう娘がいなくなっちゃうって焦る怖い夢。



とにかく怖かった。隣にいる娘はいつも通りだった。



その夢を見たせいかどうかは分からないけど、やっぱり私は自分や自分の子が世界中の皆に愛されて受け入れられるとは思っていないけど、



それでも娘や自分の見える範囲の世界だけでも、受け入れられないとか痛いとか苦しいとか辛いとか、分かっている困難が多く待ち受けてる姿なんて見たくないと思った。



こんな小さくてもしっかりと体が出来上がって、これから育っていこうと頑張っていた体でさえ、傷付けたり何度も痛い思いや怖い思いをして手術させるなんて可哀想で耐えられないと思った。



娘が生きて生まれてきてくれて、あのまま、あの産んだ瞬間の、


あの時直ぐに手術して頭に針を刺さなきゃないだなんて、例え命が助かるのだとしても耐えられないと思った。


どれだけ医療が進歩していて、医師達の技術や知識も揃っていたとしても、想像しただけで怖かった。


勿論現代医療や病院、医師を初めとした医療スタッフを信用出来ないと言っているわけでも、現にそういった治療をして生きておられる方々を否定している訳でもありません。



あくまで、私個人の想いです。



産む前は、自分が実際目の当たりにしてきた事でしか判断するしかなかったけど、娘を産んで目に映る姿を見て、その現実を前にした上で、また少し考えがより一層具体的なものになったと思う。




元気に生まれてきても、みんな病気になる事も怪我も事故も起こりうるし、手術もすることもある。突然亡くなることもあるだろう。


自分達だっていつどうなるか分からない。


誰に何が起きるかなんて生きてみないと分からない事だけど、それでもこれが娘の持って生まれて来た運命なのだと思う。



今はそう信じるしかない。



いつか来る未来でその答えが分かることを願ってる。




生きて元気に泣き声を上げる娘を抱っこしたかった気持ちも本当なんだけどね…。





それからはいつの間にか寝てた。





牛しっぽ牛からだ牛からだ牛からだ牛からだ牛からだ牛からだ牛からだ牛からだ牛からだ牛あたま





ここで突然ですが、娘の名前について書きたいと思います。


記事の中では“赤ちゃん”や“娘”という表記をしていましたが、私達はお腹の中の子に割と早い段階で名前をつけて呼んでいました。



いわゆる胎児ネームというものですが、こうすると決めた時から、この子の名前は変わらずそのまま名付けることに決めました。





この記事以降ブログ内で娘の事は“なっち”と表記する事にします。




(ブログを始めた時にしばらくタイトルに入れていました。今は変更済ですが)



なっちというのはあだ名で胎児ネームですが、供養してもらった時にはちゃんと本来の名前をつけて供養してもらいました。



なっちの名前は戸籍に残りませんが、しっかりと私達の中に残っています。



つけた名前はひらがなで3文字の名前で、男の子でも女の子でもある名前です。なっちというあだ名はそこから由来しています。



どうしてその名前をつけたかと言うと、パパと付き合って3年目くらい経ったある日、私が夢でパパ(当時は彼氏)の子どもを産んでいました。はっきりと顔は覚えていませんが、男の子だったことだけは覚えています。そしてその子になっちの名前をつけていました。



あまりにも印象に残っている夢だったので、もしこの人の子どもを産むことがあったら、この名前を付けようと密かに決めていたのでした。



ちなみにその名前の由来は私が愛してやまないあるアニメのキャラクターです笑

しょうもない由来です笑



妊娠初期の辺り、まだ早いと思いつつも名前の話が出た時に夢のくだりは話さずに、パパに提案してみると思いの外快諾に近かったので嬉しかったです。


そしてその流れでいつの間にか2人でお腹に向かって“なっち”と呼びかけていました。


今思えば、名前をある程度決めていて良かったと思います。


戸籍に残らない赤ちゃん達は名前を付ける義務はないけれど、限られた時間の中でその子の名前を愛情込めて呼べる事がとても幸せだと思いました。



ちなみに産まれるまで性別を知らされてなかったのですが、ずっと私は何故かお腹の子は男の子のような気がしていたので、神様に女の子と言われて、本当になっちが女の子で凄く感動しました✨



という事で、以後“なっち”を宜しくお願いします。




続きます。