最近、「計画は紙に書いた方がいいのですか?パソコン・スマホではダメですか?」という質問を良くもらう。

■紙に書くことで想像力が喚起される

私は「使い分けですが、機械的に入力する物やメモするものはPC・スマホで良いと思います。」

「しかし、アイディアや想像力を必要とする計画や問題解決等は必ず紙に書く事が必要です」と答える。

一言で言うと「想像性や全体を観る必要がある時は、必ず紙に書いた方が成果に繋がる」ということだ。

大脳生理学や心理学で多数、紙に書く効果が立証されている。

そしてたくさんの事例もある。

■「一週間が22時間に短縮できました」

紙に書くことが大きな成果に繋がるという事例で思い出すのが、食料品卸のH社長の話がある。

少し前の話だが、東京の有名デパートに出店していたおにぎり店のボヤの話だ。

そのボヤはTVニュースで大きく放映された。

ボヤの為、おにぎり店は営業できなくなった。

スタッフは「店の開店まで1週間はかかるだろう」と話していた。

しかし、デパート側は「2日で必ず再開してください」と言ってきた。

それは絶対無理だろうと皆思った。

そうした中、あるスタッフが「H社長なら何か良いアイディアを出してくれるかもしれない」と言った。

ワラをもすがる気持ちで電話した。

するとH社長は「先ずやらなければならない事を全部紙に書き出せ」と言った。

「それから、それに順番を付けて1つ1つをつぶしていけ」と言ってきた。

それを皆で手分けし、素早く動いた。その結果は驚くべき成果となって現れた。

1週間は絶対かかると思っていた事が22時間程で出来たのだ。

デパート側も驚き、褒めてくれた。

H社長に、「1週間を22時間に短縮出来ました。ありがとうございました」と連絡があった。

この事例は紙に書く事が7倍の成果を上げた話として、私の記憶に深く刻まれた。

 

 

 

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※ケースによっては内容の変更があります。ご容赦ください。