羅針盤 15 | 嵐妄想小説・ブログ…(潤くんlove)(翔潤)(末ズ)好きの妄想おばさんです。

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嵐さんが、松潤が大好きでなんとなーく書いてみたいなぁ~~
と、思い書きました。なので文才能力はまったく無く、設定もバラバラで
疑問符??がいっぱい残る小説です。おばさんの勝手な妄想なのでどうか優しいお心でお許し下さい。

大音量で音楽を奏でるオーディオを慌てて切り

鳴り響く電話に出ると


『松本様 おはようございます

フロントでございます

ご予約の5時になりましたので

モーニングコールでございます』


『モーニングコール?』


『え?....あ、はい

昨夜朝5時に....とのご連絡を頂戴したかと・・』


と、フロントの女性が困った様に言ったので

すぐに翔さんが予約してくれたのだと悟り


『あ~~すみませんはい、はい、予約しました。

目覚めましたのでありがとうございます』


僕がそう答えると安心した様に


『いえ、とんでもございません

今日1日が松本様にとって素敵な1日でありますように・・・』


なんて言われると先程の大音量のオーディオとしつこく鳴り響いた電話のベルへの怒りが和らいでいった




とはいえ....5時って!!


ショーは午後からで今日は最終日なので特に準備をすることも無いので打ち合わせの時間を入れても

13時に行けば大丈夫だった

まぁ~~そんな事は翔さんが知っているわけもなく遅刻しないようにと考えて"5時"を導き出したのだろう....なんだか可笑しくて笑ってしまった


ベッドから降りてソファーの所へ行くと

手紙が置いてあった



[おはよう 潤

昨日は、大変だったんだからな

この酔っぱらいが(笑)

詫びを言いに病院に来るかもしれないが

実は今日から3日間俺は出張でいないからな

一応、知らせておく では〕



って・・・・・え!!

翔さん僕は明日日本帰るのに・・・・

まさか僕がパリに住んでると思ってる?

いや、パリに住んでいたらホテルになんていないって気づくよねぇ

あ、もしかして、パリじゃなくてフランスの何処かに住んでると思った?

それはあるかもしれない


どうしよう・・・・

翔さんの電話番号?....なんて覚えてないよ

何処かに書いてある?..そんなのもう解らないよぅ

だいだい8年も前だよ番号だって変わってるよねぇ

どうしよう・・・・・・・・


手紙!病院に持って行って渡して貰う?

いやぁ~~あんな大きな病院

それに日本なら本人に届く可能性もあるけど

日本じゃ無いんだから届くか不安だよ

・・・・・・・・・・・・・・


ああ~~~~もう~~~~

考えられないよ

だいたい、連絡先くらい書いて行かないか?


そうだよ、そうだよ....まったく・・・・

と、怒ってはみても良いアイデアなど浮かばず




とりあえずもう少し寝よ!!



ベッドに入ってからも頭の中でぐるぐる、ぐるぐる考えを廻らせてはみるが良い考えは浮かばず

いつの間にか眠ってしまった


僕が次に目覚めたのは普通に携帯でセットした目覚まし機能の音だった


目覚めると現実の状況に頭が回る

シャワーを浴びながらも

翔さん出張って何処に行ったんだ?

普通さぁー行き先くらい書いておかないか?

まぁ~~書いてあったとしてもどうにもならないが・・・・・

いや、出張先を知っていたら病院に手紙を持って行って今日からどこどこへ出張の櫻井....と言った所でそもそも手紙が難しいよなぁ・・・・


なんて考えている間に時間がきてしまった


ダメだ!!今日は最終日

今はショーのことだけに集中しなければ








ショーに集中しなければと思いながらも所々で翔さんの事を頭に浮かばせながらなんとかパリでの僕のショーは終わった


ショーの打ち上げパーティーはデザイナーやモデルが中心で、時々デザイナーが僕の所へ来ては

"素晴らしかったぁ~~ありがとう"と礼を言いに来るくらいで、僕はスタッフ側で皆と一緒に労をねぎらっていた。



『松本くん、お疲れ様』


『佐藤さん、いろいろありがとうございました』


『いやいや、私は何もしてないよ

いろんなデザイナーさんから話を聞いたが

なかなか評判良くて良かったね』


『そうですか?良かったぁ~~

ここにいる皆と佐藤さんのおかげです』


『フフ....だから、私は何も・・・

あ、そうだ、昨日あれから大丈夫だった?』


『え?なにがですか?』


『なにが....って・・・

あ、え~~と....飲み過ぎなかった?』


『いやぁ~~それが飲み過ぎてしまった様で

良く覚えて無くて・・・

朝、翔さんがモーニングコールを頼んでくれていたようで朝5時に起こされました』


『朝5時!!それまた早いねぇ~~』


『ですよねぇ~~まったく・・・』


『櫻井さんは、泊らなかったの?』


『泊?....いえ、どうやら今日から3日間出張の様です』


『出張?何処へ?』


『さぁ~~?????』


と、佐藤さんに返事をしていると

またまた、段々と連絡先すら残さないで手紙1つで帰ってしまった翔さんに腹が立ってきていた。








なので

佐藤さんの怪訝そうな顔には、気づくことが出来なかった。








つづく