羅針盤 15 | 嵐妄想小説・ブログ…(潤くんlove)(翔潤)(末ズ)好きの妄想おばさんです。

嵐妄想小説・ブログ…(潤くんlove)(翔潤)(末ズ)好きの妄想おばさんです。

嵐さんが、松潤が大好きでなんとなーく書いてみたいなぁ~~
と、思い書きました。なので文才能力はまったく無く、設定もバラバラで
疑問符??がいっぱい残る小説です。おばさんの勝手な妄想なのでどうか優しいお心でお許し下さい。

8年ぶりに会った翔さん


なのに悪ぶるわけでもなく、大人ぶるわけでもなくあの頃のまま

そう、あの頃のままで現れた翔さんに苛立ちと

同時に懐かしさを感じ素直に嬉しいと思ってしまう

そんな自分にも腹が立っていた




しれ~~と隣に座りお酒を頼んだ翔さんの横に座り


『僕もおかわりを....バーボンストレートで』


『おいおい、大丈夫なのか?』


『なにが!?

僕はもう高校生でも大学生でもないよ』


『いや、そうじゃなくて

明日は大切な最終日なんだろう?

佐藤さんから程々に・・・って言われたからな』


『ふん!一杯位大丈夫です』


『フフ....やけに絡むねぇ~~』


『当たり前でしょう

8年も連絡1つ無かったんだから』


『それはさっきも言ったろう

お互い様だってぇ~~』


『ふん!・・・

で?なんで翔さんがここにいるの?』


『昨日、うちの病院に来たろう?』


『え?あの病院にいるの?』


『ああ~~2年位前からな

昨日潤を見掛けたんだ

でも、まさかなぁ~~?って思って声を掛けなかった

後でやっぱ、気になって病室に行ってみたが帰ったあとでそこにいた人に聞いたらやっぱり潤だった

まさかパリでファションショーの演出しているとはなぁ~~びっくりしたよ

本当に監督になったんだなぁ~~』


『監督じゃなくてプロデューサーだけどね』


『え?監督とプロデューサーって違うのか?』


『厳密に言うとね・・・

でも、そんなことはどうでも良いの

なぜアメリカにいるはずの翔さんがパリにいるの?』


『それがなぁ~~大学卒業したら

日本戻るつもりだったんだ、でも大学で世話になった尊敬する教授から

アメリカの病院を手伝ってくれないか?と頼まれてアメリカに残ったんだ

その教授が優退する頃から俺が携わっていた術式の症例がパリの今の病院であると教えて貰って今の病院に来たってはなしだな』


『翔さんは外科医なの?』


『そ、優秀なスーパードクターな!!ハハ~~』


『やぶ医者ね・・・』


『かわいくねぇ~~』



なんだろう

翔さんと話しているとあの頃に戻った様な心地よさを感じる。仕事をはじめてからずっとどこかで張りつめていた。ミスをしないように、与えられた仕事をしっかりこなさなければ....誰にも弱さを見せない様に誰にも甘えない様に、佐藤さんにさえも"大丈夫です"と言いながらも実は、倒れそうなくらい不安だった


翔さんと話しているとこの人はそんな僕をきっと見抜いてしまうだろうなぁ~~と思えてしまう

そんなことを思って翔さんを見つめていると


『おいおい、俺がよりいい男になっていたからって

そんなに見つめるなよ....ハハ~~』


『バカじゃないの?

より一層チャラい男になってる!!と思って

見ていただけです』


『チャラとは失礼なヤツだなぁ~~』


恥ずかしさから一気にバーボンを飲み干すと

昨日ほとんど眠れていない身体に酔いが回るのを感じた。


『で、潤の方はどうなんだ?』


『何が・・・・』


『仕事だよ、仕事は楽しい?』


『う~~ん....まぁ~~....たのしいことばかり

う~~ん....では....無いけどね』


『だろうなぁ~~

って、大丈夫か?潤?酔った?』


僕が酔いを払うように頭を振る姿を見て翔さんに

聞かれたので心の中で

ダメダメしっかりしなければ....とは思うのだが



『大丈夫だよ....佐藤....さんがぁ....サポート

して....くでぇらぅ・・・から』


『そうじゃなくて、酔ったんじゃ無いか?

呂律が回ってないぞ』


『だから!!佐藤さん....サポート....

佐藤さんがいなかったら・・・・


『ああ~~わかった、わかった

佐藤さんは良いパートナーなんだな

おい!!寝るな!!潤!!』


『寝て....ないもん・・・・・


『参ったなぁ~~おい!!潤!!起きろ!!

俺はお前の部屋番号知らないんだぞ

おい、潤しっかりしろよ』




『お客様、カードキーを何処かにお持ちかと

思いますが?』


『カードキー?

何処だ?何処だ?....あ、あった!

おい!!潤!!腕をよけろ!!』


『う~~ん....じょ~~さん!!』


『じょ-さんって誰だよ

まったく、ほら!潤!

あ、すみません支払いを・・・』


『お部屋の番号を頂けますか?

お部屋につけますので・・・』


『じゃ~~お願いします

ほら!!潤!!立てるか?立って!!』


『じょ~~さん、ぼくはね

じょさんに感謝して....う~~んだよ』


『感謝?なんで?』


『だってじょ~~さん?

じょ~~さんってだれ?

翔さんでしょう!!』


『いやいや、お前が言ったんだろうがぁ』


『うう~~ん?・・・・???』


『ああ、もういい

じょうさんだろうが、翔さんだろうが』


『翔さんだってぇ~~』


『あ~~はい、はい、翔さんです』


『じょうさんがね

ぼくにこの仕事を勧めてくれたから

僕は今日まで頑張ったんだよ

なのに!!なんで?

なんでえ~~~~

僕は会いたかったのにぃ~~!!』


『おいおい、廊下で叫ぶな

俺だって潤に会いたかったよ』


『嘘つき!!

いっぱい、いっぱい、話したかったし

いっぱい、いっぱい、相談したかったのにぃ~~』


『わかった、わかった

ほら、鍵開けるからちょっと待ってろ』


『じょうさんのばかぁ~~!!!!』


『だから叫ぶなって

ほら、入れ、入れ

ベッド・・・ベッド・・・』


『うう~~ん・・・・翔さんのバカ!バカ!う~~





『やれやれ・・・

こいつに酒を飲ませるのは危険だな....フフ


ごめんよ潤

アメリカに来たら俺くらいのレベルの奴はたくさんいてな、俺も本当に医者になれるのか?不安だったんだ

だからお前に連絡する余裕も、勇気も無くなってしまってな....連絡出来なくなったんだ

でも、お前のことはずっと気になっていたんだ

ずっと、ずっと、俺の中にお前が居たんだぞ....潤』


『・・・・・・・・・・・・・』



『なんて言っても聞いてないしなぁ~~....フフ


さて、どうするかなぁ~~・・・・・』












僕は、次の日の朝

備え付けのオーディオからの大音量の音楽と

電話のけたたましい音で目が覚めた








つづく