羅針盤 11 | 嵐妄想小説・ブログ…(潤くんlove)(翔潤)(末ズ)好きの妄想おばさんです。

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嵐さんが、松潤が大好きでなんとなーく書いてみたいなぁ~~
と、思い書きました。なので文才能力はまったく無く、設定もバラバラで
疑問符??がいっぱい残る小説です。おばさんの勝手な妄想なのでどうか優しいお心でお許し下さい。

『おそ~~い!!』


『え!まだ約束の時間前だよ』


『いいから早く、早く』


翔さんと待ち合わせした駅に行くと

約束の時間前なのにいきなり“遅い”と怒鳴られ

とまどっている僕の腕を掴んでスタスタと歩き出す

翔さん


『ねぇ~~翔さん、何処に行くの?』


『フフ....良いから、良いから・・・』



と、引きづられる様に連れて行かれ


『え?!!・・・・・』


『いらっしゃいませ』


『櫻井です』


『はい、櫻井様、2階の方へどうぞ』


『はい、よろしくお願いします』


『ねぇ~~翔さん?!!』


僕の呼び掛けには答えず

階段を登り始めた翔さんにあわてて着いて行った

すると2階の入り口にも人が立っていて


『櫻井です』


『はい、お待ちしておりました

櫻井様、どうぞこちらへ・・・』


『翔さん?!!』


と、不安気に腕を掴む僕に


『良いから着いて来い....って』


『櫻井様、こちらのお席へどうぞ』


そう言って翔さんの椅子を引き座らせる人の向かい側にもう1人人が立っていて


『お連れ様は、どうぞこちらへ』


と、同じ様に椅子を引いて僕を座らせた

その人は僕が座ると立ち去ってしまった

翔さんの椅子を引いた人が僕と翔さんの間のテーブル横に立って


『本日は、ご乗船頂きありがとうございます

本日櫻井様のテーブルを担当させて頂きます

大津と申します。

何かございましたらご遠慮無くお申し付け下さい

お食事の方は出港後ご用意させて頂きます。

出港まで少々お時間がございますのでお飲み物を

ご用意致しますが、ビール、シャンパン、ワイン、ソフトドリンクがございますが?

お食事の時にはワインをご用意しております

何がよろしいですか?』


『食事の時にワインなら今はソフトドリンクで良いか?』


『え?....ああ、うん、なんでも・・・』


なにがおきているのか?わけの解らない僕は

考える思考能力など無くなり

翔さんに任せる答えをするのがやっとだった


『じゃあ、コーヒーを2つ』


『畏まりました、少しお待ち下さい』


そう言うと大津さんという黒服さんは深くお辞儀をして立ち去った


と、同時に


『翔さん、なんなのこれ?!!

なんで船に乗ってるの?』


『ハハハ~~びっくりしたか?』


『あたりまえでしょう

何がなんだかさっぱり解らないよ』


『ナイトクルージングだナイトクルージング!

潤の誕生日に何が良いかなぁ?と考えていたら

潤が話していた“羅針盤”を思い出してな

船だ!って思って探したんだ・・・』


『いやいや、これかなり高いんじゃない?』


『フフ....本当はかっこよく貸し切りなんてしてみたかったが、さすがにそれは無理でな

じゃあ、特等席!って見たが、これまたまぁまぁそれなりのお値段でな

とりあえず夜景が見られるまぁまぁの席をお願いします....って頼んだんだ....ハハハ~~』


『ハハハ~~って、笑い事じゃないよ

こんな贅沢な・・・』


『なんだよぅ~~嬉しく無いのかよぅ~

せっかく潤の誕生日を祝う為に考えたのにぃ』


『いや、嬉しいよ、こんなの初めてだし

嬉しいけどびっくりした方が上だよぉぅ~』


『フフ....今日は潤の誕生日だ

ゆっくり夜景でも見ながら旨いものでも食おうぜ』



なんて、いたずらした子が上手くいったことに満足している様に笑顔で言う翔さんに

サプライズ的な事が苦手でどう喜んで良いか解らない僕は

『ありがとう、翔さん』

とだけ伝え 回りの右見て、左見てソワソワしていると先程の大津さんがコーヒーを運んで来てくれた。






生まれて初めてのナイトクルージングは、食事も豪華でどれも美味しく、何より動く船から見る夜景は

宝石類をひっくり返してそこらじゅうに撒き散らした位綺麗だった



『どうですか?潤様、満足頂けましたか?』


『うん、うん、大、大、大満足です』


『フフ....良かった』



本当に、本当に楽しくて嬉しくて

翔さんと二人で過ごす時間は夢の中にいるみたい

だった。













だから



楽し過ぎて

嬉しすぎて





気づいてしまった








これは、僕との最後の思い出づくりなんだね

翔さんは留学生に選ばれても、選ばれ無くても

留学することを決めているんだね



解ったよ、なら今日は楽しもうね....翔さん








つづく