羅針盤 9 | 嵐妄想小説・ブログ…(潤くんlove)(翔潤)(末ズ)好きの妄想おばさんです。

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嵐さんが、松潤が大好きでなんとなーく書いてみたいなぁ~~
と、思い書きました。なので文才能力はまったく無く、設定もバラバラで
疑問符??がいっぱい残る小説です。おばさんの勝手な妄想なのでどうか優しいお心でお許し下さい。

翔さんが土産・・・と、言って綺麗に包装された

箱物を僕に渡した


『なに?・・・開けて良い?』


『ああ、開けてみ・・・』


それはいつか、何処かの雑誌で見たことのある

NY限定のチョコレートだった



『翔さん、夏休み中いったい何処に行ってたの?』


『潤は知ってるか?

うちの学校がニューヨークに姉妹校があること』


『ああ、うん、聞いたことはあるよ』


『夏休みを利用して2週間向こうの学校に体験入学していたんだ』


『え!そうなの?ニューヨークにいたの?』


『ああ、ホームステイしてな・・・』


『そうなんだぁ~~』


『向こうはすごいぞぅ~~

学生でも教授に着いて病室とかにも行くんだ』


『そうなんだぁ・・・』


とは、答えたがそれがどれ程凄いことなのか?

僕には解らなかった

でも、翔さんは目をキラキラして

NYの学校の話を僕に聞かせた。



そして


『で、な、交換留学って制度知ってるか?』


『あのねぇ~~僕だってそれくらいは知ってます』


『ハ、ハ、そうだよな

その交換留学生に申し込みしたんだ』


『だれが?』


『俺が・・・』


『何処の?』


『ニューヨークの・・・』


『・・・・・・・・・・・???』




『潤?・・・・・おい!潤!!』


『え!え!え!

翔さん、留学するの?

ニューヨークに行くの?』


『いや、申し込みしただけ

まだ決まったわけでは無い』


『え!え!え!

なんで?え?え?え?ニューヨーク?え?』


『潤、ちょっと落ち着け

だからまだ決まって無いって・・・

ほら、お茶飲め!!』



僕はちょっと冷めたお茶を飲みながらドキドキ

ドキドキ僕の心臓の音が自分自身で聞こえてくるくらい高鳴っていた

ただ、お茶を飲んで少し落ち着いた


『ねぇ~~翔さん、なんだか僕の頭がパニックで

詳しく説明して欲しいんだけど』


『うん、うん、落ち着いたな?』


『うん、大丈夫』



『夏休み前に交換留学生の申し込みがあったんだ

一応俺もその資格があってな

それで、とりあえず申し込みするかぁ~~と思って申し込みだけはしたんだ

ただ、申し込んだはいいが、向こうの学校のことが

何も解らなかったから夏休みを利用して体験入学してみたんだ・・・ただそれだけでまだ留学するとは

決まって無い』


『でも、翔さんは気に入ったんだよね』


『気に入った....というか

間違いなく日本とは違ったより実践的な勉強は

出来そうだった』


『それって、これからの翔さんにとっては

プラスのことなんだよね』


『そりゃ~~実践的なそれもより最先端の医療の勉強が出来るからな』


『そうだよねぇ・・・』


『いや、でもまだ決まって無いんだって』


『それっていつ決まるの?』


『夏休み開けだな』


『じゃあ、もうすぐじゃん』


『う~~んまぁ~~な・・・』


『決まったら直ぐに向こうに行くの?』


『本来は9月入学なんだけど

交換留学生の場合は、10月入学だから・・・

ただ、高校までは寮が有るけど大学は何処か住む所を探さないとならないし、手続きなんかで9月の初め頃にはみんな行っているみたいだな』


『そうなんだぁ~~・・・・』


『だから、そんな顔するな....って

まだ決まって無いんだから』



翔さんがニューヨークに・・・

もしも翔さんが留学生に決まったら・・・

それは、多分、翔さんの今後のお医者さんとしては

最高の道で・・・

翔さんにとっては喜ばしいことなんだ



とは、頭では解っているけど・・・



僕はその後の1日、2日モヤモヤした気持ちで過ごしていた。

3日目に一緒にバイトに行った友達から連絡があり会うと


『潤くんさぁ~~櫻井さんと知り合いなんだよね』


『え!あ、うん・・・でもなんで?』


『うわさで聞いたんだけど櫻井さんって

交換留学生に申し込みしたらしいんだけど

潤くん、知ってる?』


『あ、うん、この間会った時に翔さん....あ、いや、櫻井さんから聞いたよ』


『あ、そうなんだぁ~~聞いてるなら良いんだけどもしかしたら聞いて無いかなぁ・・・って

心配になって....ごめんね』


『ううん、心配してくれてありがとう』


『でもさぁ~~凄いよねぇ~~

交換留学生に申し込み出来るのって成績優秀者であるのはもちろんだけど留学出来るだけの経済力と品格も対象になるからねぇ~~』


『え!そうなの?・・・』


『知らなかった?

まぁ~~櫻井さんならあの日本メディカルセンターのセンター長さんの息子さんだから申し分無しだもんね』


『え!そうなの?・・・』


『潤くん、知らなかったの?

櫻井さんもきっとゆくゆくはあのセンターを引き継ぐんだと思うよ

その為には留学して最先端の医療を学ぶのはキャリアアップには不可欠だろうね』



僕は翔さんのことを何も知らなかったことに

あらためて気づいた

“医者になるのはモテるため”なんてふざけたことを言っていたから翔さんの家柄なんて気にもしていなかった....が、確かにあらためて考えると

翔さんは高級とは言えないが普通の学生が住む

いわゆる、アパートでは無くそれなりのマンションに一人暮らしをしているのにバイトもしていない


食事も料理が出来ないとは言えコンビニでは無く

ファミレスに行って食べていた

僕にも食事代なんて言って時々高額では無いが数千円を何回か渡してくれた。

経済的余裕が無ければ出来ない事だ



そうなんだぁ~~

翔さんの将来を考えたらこの留学はマスト!!

なんだなぁ・・・・



僕が翔さんの将来を邪魔してはいけない

翔さんが留学生に選ばれた時には

笑って"行ってらっしゃい"って言わなければ








そして、僕の誕生日


の、前日


『潤、明日の18時半お台場でまってるから

必ず時間には来いよ

良いな、絶対遅れるなよ・・・』







つづく