約束のない片道チケット 14 | 嵐妄想小説・ブログ…(潤くんlove)(翔潤)(末ズ)好きの妄想おばさんです。

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嵐さんが、松潤が大好きでなんとなーく書いてみたいなぁ~~
と、思い書きました。なので文才能力はまったく無く、設定もバラバラで
疑問符??がいっぱい残る小説です。おばさんの勝手な妄想なのでどうか優しいお心でお許し下さい。

経歴を公開した翔さんの動画は話題になった

世間は1度失敗しながらも

異国でチャレンジして再度上り詰めた翔さんを

絶賛するものが多かった


それほど話題になっていても

あれから恵子さんは何も言わなかったので

僕と翔さんとは関係ないと

納得してくれたのだ....と思っていた




それから1ヶ月近くが過ぎた日の夕方

いつもは午後の休憩時間に来る恵子さんが

店に来た



『潤ちゃん?・・・』


『あれ?恵子さん

めずらしいねこんな時間に?』


『お客様を連れてきたの』



恵子さんの後ろに隠される様に立っていた

その人は


『翔....さん・・・・』


『やっぱり潤ちゃん知り合いだったんだね?』


『なんで?・・・』


驚きと、戸惑いと、わけの解らない感情で

そう言葉を発するのがやっとだった


『ごめんね潤ちゃん

勝手に櫻井さんにDMを送って

この1ヶ月櫻井さんと連絡を取り合っていたの』


『え?・・・・・』


『櫻井さんといろいろ話すと

櫻井さんが【多分自分の探している松本潤

だと思うので画像が欲しい】って言うから

潤ちゃんの画像を送って確認して貰ったの

勝手にごめんね....でもね

二人の間に何があったかは解らないけど

ちゃんと話した方が良い....って思ったから』


『なんで?....恵子さん・・・』


『潤ちゃんがタブレットの櫻井さんを見る目

今、

櫻井さんが潤ちゃんを見る目と同じだったよ

強くて、優しくてそれでいて寂しそうで

愛しい人を見る目・・・・・・ちゃんと話な』


『恵子さん・・・・』




『では、私はこれで・・・』


『あ、あの....

恵子さんいろいろありがとうございました』


『あ~~いえいえ

潤ちゃんのこと宜しくお願いします』


『はい』


『あ、潤ちゃん

皆には今日は店休みだって言っておくから』


そう言うと僕の返事も聞かないうちに

恵子さんは帰って行った





入り口に立つ翔さんと二人っきり

何を言えば良いのか?

顔をまともに見ることすら出来ずに


『あの・・・あの・・・』


と、消え入るような声で言って

ただ、ただ

どうしよう・・・と思っていると






『なんで連絡しねえんだよ!!』


と、今までの穏やかに紳士的だった翔さんと

同一人物か?ってくらい乱暴に言われ


『はぁ?・・・・』


『店を閉めて引っ越すなら連絡くらいすれよ』


『何年も

連絡くれなかったのは翔さんでしょう?』


『じゃあ、潤から連絡すれば良いだろう』


『出来るわけないでしょう?』


『なんで!?』


『翔さんは忙しいと思ったし

邪魔になってはいけないって思ったから』


『潤はいつもそう』


『なにが?』


『おまえ、気づいてないだろう?

俺がマレーシアに行ってから

連絡するのはいつも俺から

潤から連絡くれたことは1度も無かった』


『だからそれは』


『自分だけが不安だと思うなよ

俺だって、

もしかしたらもう俺は必要無いんじゃないか

俺はおまえの邪魔になってるんじゃないか

って・・・・』



『・・・・・・翔さん?』


売り言葉に買い言葉状態で二人で言い合うと




『日本に帰って潤の店に行った

店は無くなっていた

潤の部屋に行った部屋も無くなっていた

メールもLINEも未送信になる


潤を探そう....そう思って気づいたんだ

俺は、おまえのことを何も知らない

おまえの行きそうな店も、潤の友達も

誰に聞いたら良いのか?誰が知っているのか?

俺はなにも知らなかったんだ


ずっと後悔していた

なんであの時

一緒に行こう....って言わなかったのか

待ってて欲しい....って言わなかったのか


でもな、先がどうなるのか解らなかったから

約束なんて出来なかった・・・』





『翔さん・・・・

ごめんなさい

まさかそんなふうに思っていてくれたなんて

あの時

翔さんがなにも言えなかったのは解っていたよ

翔さんの優しさなんだって思っていたよ』



『潤・・・・・

でも、今なら言える

家を買ったんだ

潤と二人で暮らす家を買った

二人で暮らそう?....な?』







嬉しかった

翔さんの想いを聞けて、一緒に暮らそう

そう言って貰えて嬉しかった









でも、ぼくは・・・・・・









つづく