【経済】200億円規模の資金調達・・・ドイツ銀行に新株予約権発行 - グッドウィルグループ | ≪最新ニュースとキーワード≫怒涛の更新

【経済】200億円規模の資金調達・・・ドイツ銀行に新株予約権発行 - グッドウィルグループ

介護事業の不正や日雇い派遣での不透明な天引き問題で揺れるグッドウィル・グループ(GWG)は25日、ドイツ銀行にGWGの株式を取得できる権利(新株予約権)を与えることで、資金を調達すると発表した。
調達額は、25日の株価の終値(5万700円)で試算すると約200億円となる。
自己資本を増強し、介護事業の経営悪化などに対応する。
GWGは、総資産から負債などを引いた「株主資本」が3月末で217億円と、昨年6月末の半分以下まで減っていた。
天引き分の返還だけでも43億円の特別損失を見込んでいる。
さらに、人材派遣事業の運転資金も膨らんだ。
増資の引受先をほかの事業会社などを含め時間をかけて探すのではなく、新株予約権の発行で手早く資金を集める必要があったとみられる。
ただ介護事業の売却先は決まっておらず、派遣労働者への返還金額が増える可能性もあり、市場の一部にあった財務体質への不安感を解消できるかどうかは不透明だ。
GWGは、ドイツ銀行に40万個の新株予約権を与える。
ドイツ銀行は株価の60%相当分を、7月10日にGWGに払い込む。
残りの40%相当分は3カ月以内に、そのときの株価の変動に応じて追加で資金を支払う。
株価が現状のままなら、最終的な調達額は200億円、株価が上がれば、調達額は増え、下がれば200億円を下回る。
ドイツ銀行はGWGに株式を買い戻してもらう権利を持っており、大きなリスクを抱えず、手数料収入が見込めるという。
*+*+asahi.com2007/06/26[00:50]+*+
http://www.asahi.com/business/update/0625/TKY200706250359.html