【エンタメ】演劇事業に進出する“異業種” その狙いとは? | ≪最新ニュースとキーワード≫怒涛の更新

【エンタメ】演劇事業に進出する“異業種” その狙いとは?

演劇事業への“異業種”参入が目立っている。
大手芸能プロダクションが相次いで舞台の企画制作や劇場運営に乗り出せば、秋にはボーカル&ダンスユニット「EXILE」も劇団活動を開始する。
演劇事業での利益は薄いとされるが、こうした参入の意図はどこにあるのだろうか。
■成長の場今年12月に上演が決まり話題の菊川怜主演舞台「チャングムの誓い」は、若い女性タレントを多く抱える芸能プロ、オスカープロモーションが企画協力した。
同社と演劇との接点は、所属タレントが舞台出演する程度だったが、テレビ番組や映画製作を手がけるようになり、続いて演劇製作が加わった。
菊川主演「五辯の椿」、米倉涼子主演「黒革の手鍔など実績を重ねている。
同社の今井一郎取締役は、「観客の反応が直接感じられる舞台はタレントにとって勉強になり、成長の場になる。
逆に俳優としての素質の見極めもできる」と、演劇参入のねらいを語る。
今後は劇場所有を視野に入れ、中高生対象作品や表参道歌劇団構想、モデルによる舞台などさらに広げる予定だ。
演劇は客席数、公演回数が限られているため、収益率の低い事業だが、「所属タレントの関係からスポンサーを確保できる強みもあり、収支はトントンになればいい。
舞台映像をネット配信するなど2次利用も増え、新人の舞台などはいずれ“お宝映像”として価値が高まる可能性もある」と今井氏は指摘する。
■興行的にも自立ホリプロはいち早く昭和56年、榊原郁恵主演でミュージカル「ピーターパン」を上演。
当時は「タレントの育成、発計が目的だったが、平成7年の「身毒丸」が転機となった。
執行役員公演事業部担当の金森美弥子専務は「演劇事業を発展させていくには、所属タレントを使うだけではなく、独自のプロデュース力をつけることが必要。
『身毒丸』は寺山修司さんの戯曲、蜷川幸雄さん演出で、この頃から、ファミリー層だけでなく大人の観客を考えるようになり、埼玉の公共劇場と提携し、シェークスピア作品を連続上演したり、海外公演も始めた。
その結果、興行的にも自立できるようになった」と話す。
舞台からは藤原竜也らスターも育ち、当初の目的も実現。
演劇文化を発信する力をつけ、企業価値を高めて、社内外で演劇製作部門の「ブランド」を確立した。
以降に続く◎ソースiZa(産経
http://www.sankei.co.jp/culture/enterme/070624/ent070624002.htm