【エネルギー】試験販売から2カ月のバイオ燃料--『救世主』ではなかった =?ISO-2022-J
バイオエタノールを混入したガソリン(バイオガソリン)の試験販売が国内で始まり、間もなく2カ月。
鳴り物入りで迎えられたバイオ燃料も、最近は食料生産との競合による食品高騰という副作用に加え、供給能力の限界などが指摘されている。
地球温暖化やエネルギーの問題を一挙に解決する「救世主」ではなく、多様な対策の一つとして位置づける冷静な議論が必要だ。
◆‘隠娃伊��蹈螢奪肇襪�続Α�粁舛箸覆訖∧���慌當�覇鷸晴獣坐如複達錬押砲魑杣�垢襪燭瓠�狼絏甲伐修鮠靴�覆い箸気譴襯丱ぅ�確繊‘政府の「バイオマス・ニッポン総合戦略推進会議」は今年2月、国産バイオエタノールを2030年までに年600万キロリットルまで増やす構想をまとめた。
年間のガソリン消費の1割にあたる量だ。
経済産業省は、現在100%近い運輸部門の石油依存度を同年までに80%に下げる目標も掲げている。
だが、財団法人日本エネルギー経済研究所が22日に発表した報告は、国内の遊休農地をフルに使ってコメやサトウキビなどを燃料用に栽培しても、年間100万キロリットルのエタノール生産が精いっぱいと指摘。
政府は木材や稲わらなども使うとしているが、こうした繊維系の原料からエタノールを作る技術は、コスト面などの課題が未解決だ。
◆頼みの綱はブラジル国産できない分は輸入に頼るしかない。
同報告によると、エタノールの生産能力に最も余裕がある国はブラジル。
10年の時点で600万キロリットル程度の輸出余力があると推計されるが、他の輸入国との引き合いや港湾、船舶などの輸送条件を考えると、日本の導入量はガソリン消費の3%にあたる約180万キロリットルが現実的と結論付けている。
輸入に必要な追加費用は年間約900億円。
輸入に頼る場合、原料増産のため森林が伐採されたり、エタノールを輸送する際に船などから大量のCO2が放出されるため、温暖化防止効果を疑問視する識者もいる。
価格面にも課題がある。
現在、試験販売されているバイオガソリンは、レギュラーガソリンより1リットルあたり10円程度コストが高い。
国と石油連盟が差額を補てんしてレギュラー並みに据え置いているが、納税者と消費者の負担で支えていることには変わりない。
◆次世代自動車に期待石谷久・慶応大大学院教授(エネルギーシステム論)は、バイオ燃料のCO2削減効果を認めた上で「石油代替の決め手にはならない」と断言する。
石油連盟の渡文明会長(新日本石油会長)も20日の記者会見で「バイオ(燃料)だけでなく、車のエンジン改良などとあいまってCO2削減を図る必要がある」と指摘した。
経産省は、バイオ燃料を「さまざまな温暖化対策の一つ」と位置づけ、CO2排出量をガソリン車の3分の1に抑えられる電気自動車や燃料電池車の実用化・低コスト化を急ぐ考えだ。
ただ、電気自動車などの価格は現在、数千万~数億円で、普及には相当な時間がかかる。
日本自動車研究所の堀政彦総合企画研究部長は「30年ごろまでは燃費を改善したガソリン車、排ガス性能が高いディーゼル車、ハイブリッド(電気・ガソリン併用)車が主流になるだろう」と予測する。
バイオ燃料を含む多様な技術のベストミックスが、当面の温暖化対策の鍵になりそうだ。
◎ソース毎日新汎http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/wadai/news/20070624k0000m020037000c.html
鳴り物入りで迎えられたバイオ燃料も、最近は食料生産との競合による食品高騰という副作用に加え、供給能力の限界などが指摘されている。
地球温暖化やエネルギーの問題を一挙に解決する「救世主」ではなく、多様な対策の一つとして位置づける冷静な議論が必要だ。
◆‘隠娃伊��蹈螢奪肇襪�続Α�粁舛箸覆訖∧���慌當�覇鷸晴獣坐如複達錬押砲魑杣�垢襪燭瓠�狼絏甲伐修鮠靴�覆い箸気譴襯丱ぅ�確繊‘政府の「バイオマス・ニッポン総合戦略推進会議」は今年2月、国産バイオエタノールを2030年までに年600万キロリットルまで増やす構想をまとめた。
年間のガソリン消費の1割にあたる量だ。
経済産業省は、現在100%近い運輸部門の石油依存度を同年までに80%に下げる目標も掲げている。
だが、財団法人日本エネルギー経済研究所が22日に発表した報告は、国内の遊休農地をフルに使ってコメやサトウキビなどを燃料用に栽培しても、年間100万キロリットルのエタノール生産が精いっぱいと指摘。
政府は木材や稲わらなども使うとしているが、こうした繊維系の原料からエタノールを作る技術は、コスト面などの課題が未解決だ。
◆頼みの綱はブラジル国産できない分は輸入に頼るしかない。
同報告によると、エタノールの生産能力に最も余裕がある国はブラジル。
10年の時点で600万キロリットル程度の輸出余力があると推計されるが、他の輸入国との引き合いや港湾、船舶などの輸送条件を考えると、日本の導入量はガソリン消費の3%にあたる約180万キロリットルが現実的と結論付けている。
輸入に必要な追加費用は年間約900億円。
輸入に頼る場合、原料増産のため森林が伐採されたり、エタノールを輸送する際に船などから大量のCO2が放出されるため、温暖化防止効果を疑問視する識者もいる。
価格面にも課題がある。
現在、試験販売されているバイオガソリンは、レギュラーガソリンより1リットルあたり10円程度コストが高い。
国と石油連盟が差額を補てんしてレギュラー並みに据え置いているが、納税者と消費者の負担で支えていることには変わりない。
◆次世代自動車に期待石谷久・慶応大大学院教授(エネルギーシステム論)は、バイオ燃料のCO2削減効果を認めた上で「石油代替の決め手にはならない」と断言する。
石油連盟の渡文明会長(新日本石油会長)も20日の記者会見で「バイオ(燃料)だけでなく、車のエンジン改良などとあいまってCO2削減を図る必要がある」と指摘した。
経産省は、バイオ燃料を「さまざまな温暖化対策の一つ」と位置づけ、CO2排出量をガソリン車の3分の1に抑えられる電気自動車や燃料電池車の実用化・低コスト化を急ぐ考えだ。
ただ、電気自動車などの価格は現在、数千万~数億円で、普及には相当な時間がかかる。
日本自動車研究所の堀政彦総合企画研究部長は「30年ごろまでは燃費を改善したガソリン車、排ガス性能が高いディーゼル車、ハイブリッド(電気・ガソリン併用)車が主流になるだろう」と予測する。
バイオ燃料を含む多様な技術のベストミックスが、当面の温暖化対策の鍵になりそうだ。
◎ソース毎日新汎http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/wadai/news/20070624k0000m020037000c.html