【金属】 携帯やハイブリット車に使われる「希少金属(レアメタル)不足」経産省が対策 備蓄からリサ
「希少金属不足」経産省が対策備蓄からリサイクルなどへ経済産業省が希少金属(レアメタル)対策に乗り出す。
携帯電話やハイブリット車などに使われるレアメタルをめぐっては、世界的な需要増大や価格の急騰で安定的な調達が難しくなりつつある。
このため、従来の備蓄一辺倒の対策を改め、リサイクルや探鉱開発の強化などを打ち出した。
ただ、レアメタルの安定調達には今後、官民をあげた総合的な対策が必要となりそうだ。
(経済部飯塚隆志)レアメタルとはタングステンやインジウム、コバルトなど31種類の希少金属を総称した言葉だ。
タングステンは金型を作る硬い工具に欠かせない物質で、タングステンがないと多くの製造業では金型が製作できず、新製品開発に支障が生じることになる。
また、強力な磁石の製造に必要なネオジムの場合、携帯電話などの電子部品に欠かせず、モリブデンやコバルト、マンガンがなければ特殊合金や特殊鋼が生産できなくなる恐れがある。
こうした製品や半製品は、日本の産業競争力の源泉に位置付けられているが、肝心の原料であるレアメタルが輸入できなくなる可能性が出ているのだ。
◆その理由は大きく分けて3つある。
より高い品質を確保するため、レアメタルを必要とする製品が増えたうえ、中国やインドなどの急成長でレアメタル消費が急激に増加している。
また、希少性が高く、産出国に偏りがあることから、レアメタル資源国が自国の立場を有利にする“戦略物資”と位置づけ始めたこと。
そして世界的な価格の上昇に伴って投機目的の資金が流入し、価格をさらにつり上げる傾向が出ているからだ。
レアメタルを最初に戦略物資と位置づけたのは中国だ。
中国は1990年ごろからタングステン、90年代半ばからはレアアースで安値攻勢をかけ始め、米国や豪州などの鉱山を閉山に追い込んだ。
そして中国が世界的なレアメタル供給国となった3年ほど前からは、レアメタルに対する輸出税の増税や輸出抑制策を取り始めた。
この結果、レアメタルの価格は値上がりし、液晶パネルの生産に欠かせないインジウムの価格はこの5年で8倍を突破。
ニッケルは7倍、バナジウム、モリブデンは6倍を超える急騰ぶりをみせた。
へ(2007/06/2114:42)(産経web�http://www.sankei.co.jp/keizai/kseisaku/070621/ksk070621001.htm
携帯電話やハイブリット車などに使われるレアメタルをめぐっては、世界的な需要増大や価格の急騰で安定的な調達が難しくなりつつある。
このため、従来の備蓄一辺倒の対策を改め、リサイクルや探鉱開発の強化などを打ち出した。
ただ、レアメタルの安定調達には今後、官民をあげた総合的な対策が必要となりそうだ。
(経済部飯塚隆志)レアメタルとはタングステンやインジウム、コバルトなど31種類の希少金属を総称した言葉だ。
タングステンは金型を作る硬い工具に欠かせない物質で、タングステンがないと多くの製造業では金型が製作できず、新製品開発に支障が生じることになる。
また、強力な磁石の製造に必要なネオジムの場合、携帯電話などの電子部品に欠かせず、モリブデンやコバルト、マンガンがなければ特殊合金や特殊鋼が生産できなくなる恐れがある。
こうした製品や半製品は、日本の産業競争力の源泉に位置付けられているが、肝心の原料であるレアメタルが輸入できなくなる可能性が出ているのだ。
◆その理由は大きく分けて3つある。
より高い品質を確保するため、レアメタルを必要とする製品が増えたうえ、中国やインドなどの急成長でレアメタル消費が急激に増加している。
また、希少性が高く、産出国に偏りがあることから、レアメタル資源国が自国の立場を有利にする“戦略物資”と位置づけ始めたこと。
そして世界的な価格の上昇に伴って投機目的の資金が流入し、価格をさらにつり上げる傾向が出ているからだ。
レアメタルを最初に戦略物資と位置づけたのは中国だ。
中国は1990年ごろからタングステン、90年代半ばからはレアアースで安値攻勢をかけ始め、米国や豪州などの鉱山を閉山に追い込んだ。
そして中国が世界的なレアメタル供給国となった3年ほど前からは、レアメタルに対する輸出税の増税や輸出抑制策を取り始めた。
この結果、レアメタルの価格は値上がりし、液晶パネルの生産に欠かせないインジウムの価格はこの5年で8倍を突破。
ニッケルは7倍、バナジウム、モリブデンは6倍を超える急騰ぶりをみせた。
へ(2007/06/2114:42)(産経web�http://www.sankei.co.jp/keizai/kseisaku/070621/ksk070621001.htm