【女性専用スパ爆発】 責任「なすりあい」、運営会社と管理会社…癒やしや温泉ブーム背景に、増加する | ≪最新ニュースとキーワード≫怒涛の更新

【女性専用スパ爆発】 責任「なすりあい」、運営会社と管理会社…癒やしや温泉ブーム背景に、増加する

・東京都渋谷区松濤の女性専用温泉施設「シエスパ」爆発事故で、爆発原因とされる天然ガスの分配器などの点検が開業から1年半、一度も行われていなかったことが分かった。
「安全確認は全部委託している」「ガス対策は請け負っていない」…。
運営会社と管理委託先の元請け、下請けの3社はそれぞれ責任逃れとも受け取れる主張をし、安全対策への認識の乏しさばかりが浮かびあがる。
「契約は温泉の温度や水位、消毒薬品の管理で、天然ガスの管理は点検項目に入っていない」。
20日夜初めて会見した建物設備管理会社「日立ビルシステム」の池村敏郎社長はこう主張。
「日常の点検は下請けに任せ、チェックシートで報告してもらっていた」と述べた。
同社はシエスパの運営会社「ユニマットビューティーアンドスパ」(港区)から管理を委託。
ユニ社の宮田春美社長は「安全確認は毎日委託業者がやっていたので異常はないと思う」と釈明したが、日立側から業務を下請けしたメンテナンス会社「サングー」も「ガスの濃度を測る契約はなかった」「ガスが出ることも今回初めて聞いた」と説明。
分配器などガス排出設備の安全責任は宙に浮いた格好で、責任の所在さえはっきりしない実態が浮かびあがる。
東京都は平成17年2月に北区の温泉掘削現場で起きた火災後、(1)天然ガス噴出の防止装置を付ける(2)検知器で常時ガスを測定する-との安全策を定めたガイドラインを策定した。
だが、この基準は「掘削時の取り決めで運営中の施設の安全策は特に規定されていない」(都水環境課)。
都は完成時の分配器や検知器の設置も呼び掛けているが、「施設管理者の自主努力に任されている」(同)。
「そもそも温泉は自然にわき出る源泉を引っ張ってくるもの。
都会の真ん中で地中深く温泉を掘ることは想定されていなかった。
掘削技術の進歩に行政の安全策が追いついていない」。
東邦大の今橋正征名誉教授(温泉化学)はこう指摘する。
だが、癒やしや温泉ブームを背景に、都内では大型温泉施設が執オープン。
少しでも土地を有効活用しようと、シエスパのように、ガスがこもる恐れがある地下に源泉の貯水槽を設ける施設もある。
(一部略�http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/accident/58271/