【地域/鳥取】亡くなった息子の写真を服役中に刑務所が紛失 国に賠償支払い命令 | ≪最新ニュースとキーワード≫怒涛の更新

【地域/鳥取】亡くなった息子の写真を服役中に刑務所が紛失 国に賠償支払い命令

亡くなった息子の写った唯一の写真が、服役中の鳥取刑務所(鳥取市下味野)の職員の過失で紛失し精神的苦痛を受けたなどとして、男性受刑者(45)が国に計二千七百万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が二十日、鳥取地裁であり、古賀輝郎裁判官は国に慰謝料五十五万円の支払いを命じた。
訴えによると、同刑務所職員が受刑者所有の写真を管理・保管していたが、二〇〇五年八月にそのうちの一枚がなくなっているのが分かった。
写真は一歳六カ月で亡くなった息子を受刑者が抱いている様子を撮影したもので、ネガや複写、息子を写した別の写真はなく、そのため受刑者は体調を崩すなどした。
さらに後日、娘の記念写真一枚もなくなっていることが分かった。
古賀裁判官は管理していた職員の過失を認め、「貴重な写真の紛失により多大な精神的苦痛を受けた」と指摘。
一方で写真一枚当たり百万円の損害とする受刑者の主張に対し「客観的な財産的価値を有するものとは認められない」と否定した。
判決を受けて国の代理人は「残念。
(対応は)関係省庁と協議したい」と話した。
また、鳥取刑務所処遇部は「今後も法に基づいて適切に対処したい」としている。
http://www.nnn.co.jp/news/070621/20070621003.html